誕生日の今日
母に生んでくれてありがとうを伝えに行った。
わたしは母と関係性は決して悪くない。
昔は20歳まで本当にほぼ母と会話をしなかった。
幼い頃から面と向かって言いたいことを伝えるのに胸が切れそうなくらい緊張していた。
今日は、手紙を書いて、プレゼントと一緒に渡した。
あの時母はわたしに
進みたい絵の道を止めたこと、
いつも父がおらず自分ひとりで育て
寂しい想いをさせたことに
何かしら罪悪感を持っていた。
でもわたしはあの時があったから、
今オリジナルで自由に描く絵の仕事もいただくようになったことや、
あの家族が揃うことがなかった食卓があったから、
我が家は絶対家族が揃う時はみんなでよるごはんを囲んで食べる時間を大切にしていること
自分が何を夢みて、何のために今の仕事をしているかを、書いた。
正直、"母のせい"にしていたこともあった。
夢を描いても否定され続けて夢がまったく描けなくなったこともそう。
威圧的に感じてたから自分が何も言わない方がましだと抑えたり。
でも、そうだったから、
今はわたしが本来の自分を思い出したり、
夢を思い描きなおすお手伝いもさせていただいている。
『〜のせい』が、『〜のおかげ』
にかわるとき、お互いの過去と意識はきっと昇華されるんだね。
誕生日の今日、伝えたかった。
生んでくれて、ありがとう。
ご先祖様よ、ありがとう。