「虎に翼」第19回~第4週「屈み女に反り男?」 | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「虎に翼」 第19回

第4週「屈み女に反り男?

 

 

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(病院のベッドに花岡)

花岡) 猪爪寅子め・・・。

 

**********

 

<猪爪家・朝の食卓>

 

ハイキングの日から、早くも

3日がたとうとしていました。

 

花岡は、足と腰の捻挫に、

右腕を骨折。頭にもけがをし

たため、大事をとって入院中。

 

寅子は連日、見舞いに

足を運んでいるものの・・・。

何とも入りづらい雰囲気の

ため、結局謝ることすらでき

ていません。

 

罪悪感は、

日に日に増すばかり。

 

(回想)

直道) 俺には分かる。

 あれは女だ。

 

直言) ごちそうさま。

直明) あ~お父さん残してる。

直言) あ・・・。すまない。ここ

 のところ、どうも食欲が・・・。

はる) お粗末さまでした。

 

直道のせいで、はるの中にも、

「女がいるのでは?」、という

疑念が、湧いているようです。

 

**********

 

梅子) 玉ちゃんも食べてね。

玉) ありがとうございます。

梅子) うん。

 はいはい皆さんもどうぞ~。

 

胸に秘めていたものを打ち明け

たからか、梅子は今までに増し

て明るく、小橋たちに言われた

ことなど、気にも留めてないよう

でした。

 

玉) 本当にすてきなレディー

 ですね、梅子さん。

よね) 許すことを美徳と

 勘違いするなよ、玉。

涼子) 梅子さんのお好きにな

 さればよろしいんじゃなくて?

梅子) あら、

 そういえば、轟さんは?

小橋) 今日は休みだ。

寅子) えっ。

稲垣) 今日、花岡が退院する

 から、付き添うんだってさ。

涼子) はあ、

 それはようございました。

寅子) 私行ってくる。

よね) 病院に?

 

**********

 

<病室>

轟) どうした、傷が痛むのか。

花岡) 轟のいうとおり、

 男と女が共に学ぶことには

 無理があったのかもな。

 もう下手に出るのはやめだ。

 いっそこのけがの一件で、

 猪爪寅子を訴えて、痛い

 目に遭わせた方が・・・。

轟) 愚か者!

(花岡の頬を叩く轟)

花岡) うっ! うっ・・・。

 お前、し・・・正気か!?

轟) 思ってもないことをのたまうな。

花岡) はっ?

轟) ここには俺しかいない。

 虚勢を張ってどうする。

 花岡、俺はな・・・いや自分でも

 信じられないが、あの人たちの

 ことが好きになってしまった。

 あの人たちは漢(おとこ)だ。

花岡) はっ?

轟) 俺が漢の美徳だと思っていた、

 強さ、優しさをあの人たちは持って

 いる。俺が漢らしさと思っていたも

 のは、そもそも、漢とは無縁のも

 のだったのかもしれんな。

花岡) 何の話だよ。

轟) つまり俺が言いたいのは!

 上京してからのお前、日に日に男

 っぷりが下がっていくばかりだ。

 俺は非常に悲しい!

 

**********

 

(廊下に寅子が来る)

寅子) 失礼いたします!

(病室に入る寅子)

寅子) あっ・・・花岡さんは?

看護師) ついさっき、

 ご退院されましたよ。

寅子) えっ?

看護師) 授業をこれ以上休めない。

 このまま大学に行くって。

 明律の学生さんは、真面目なのね。

 

む・・・無駄足~!

 

寅子) ありがとうございます。

(病室を出る寅子)

 

**********

 

どこで擦れ違った?

ああ、さっさと謝らないから

こういう目に遭う。

寅子のバカ! 寅子の大バカ!

 

(教室へ向かう寅子)

 

**********

 

(柱の陰に轟)

(寅子も隠れる)

(廊下に花岡と梅子)

梅子) 何かしら、お話って。

花岡) 先日は、大変申し訳

 ありませんでした。

梅子) そんな、

 頭を上げてちょうだい。

 傷に障るわ。

 私、あなたも小橋さんたちにも、

 何も思ってないのよ。だって、

 事実を言われたまでだもの。

花岡) いえ、大庭さんのお気持ち

 も、息子さんの気持ちも考えない、

 大変失礼な言動でした。

梅子) 顔を上げて。ねっ。

 その体じゃ不便も多いでしょう。

 できることは言ってね。

(笑顔で花岡を見つめる梅子)

花岡) 轟から、聞きましたか?

 母のこと。

梅子) うん。

花岡) 大庭さんの息子さんのよう

 になるつもりだったんです。

梅子) えっ?

花岡) 帝大に入って、東京で経験

 を積んで、いずれは父の事務所

 を継いで、故郷の佐賀で、立派な

 弁護士になって、親孝行して。

梅子) なれるわよ、

 花岡さん優秀だもの。

花岡) こんな人間になるはず

 じゃなかったのに。

梅子) えっ?

花岡) カフェでチヤホヤされたくら

 いで調子に乗って浮かれたり、

 仲間になめられたくなくて、わざ

 と女性をぞんざいに扱ったり。

 帝大生に引け目を感じたり。皆

 さんを尊敬してるのに、無駄に

 かっこつけたり、将来の数少な

 い椅子を奪われるようで、妬まし

 くて、恐ろしく思ってしまったり。

 どの自分も嫌いで、どれも偽者と

 いうか、本当の俺じゃなくて・・・。

梅子) ううん。どれもあなたよ。

花岡) えっ・・・。

梅子) 人は、持っている顔は一つ

 じゃないから。たとえ周りに強い

 られていても、本心じゃなく演じて

 いるだけでも、全部花岡さんなの。

花岡) そうですよね・・・。

 この期に及んで自己弁護ばかり。

梅子) そりゃ、

 自分がかわいいのは当たり前。

 でも、花岡さんが思う、本当の

 自分があるなら、大切にしてね。

 そこに近づくよう、頑張ってみな

 さいよ。年取ると、本当の自分

 みたいなの、どんどん忘れちゃ

 うんだからね。

(涙を拭う花岡)

花岡) 俺なんかに優しく

 しなくていいのに。

梅子) そんな言い方しない!

 ちゃんと謝りに来ているだけで、

 うちの息子よりずっと立派。

花岡) ありがとうございます。

 

何だ、

結局みんないい人じゃない。

 

(回想)

直道) 思っていることは、

 口に出していかないとね。

 その方が、いい!

 (いい! いい! いい・・・)

 

いや、お前がまとめるな!

思い出の兄よ!

 

轟) (くしゃみ)

(轟と寅子に気付いて笑う梅子)

 

**********

 

(教室に、寅子と花岡)

寅子) あの・・・。

花岡) ハイキングを、

 台なしにして、すまなかった。

寅子) いや、謝るのは、私。

 盗み聞きしてごめんなさい。

 あと、こんなけがをさせて、

 ごめんなさい。

花岡) 轟に言われたよ。

 鍛錬が足りないって。

寅子) 鍛錬が足りないのは、

 私の方です。

 あの、でも・・・ここでは・・・

 せめて私の前では、本当の

 花岡さんでいてほしいです。

花岡) 本当に腹が立つ。

寅子) あっ、ごめんなさい、

 偉そうに。母にもいつも余計な

 こと言うなって言われてるのに。

花岡) ただでさえ、崖から落ちた日

 から、誰といても、何をしていても、

 猪爪君のことが頭に浮かぶのに。

寅子) えっ。

花岡) これじゃまた君のこと

 ばかり考えてしまうだろ。

(出ていく花岡)

 

えっ・・・えっ、えっ、え~っ!?

今のどういう意味?

 

寅子) はて?

 

**********

 

(下校する寅子)

 

君のことばかり考えてしまう。

君のことばかり考えてしまう。

君のことばかり・・・。

 

寅子) 考えてしまう・・・。

 

君のことばかり考えてしまう。

君のことばかり考えてしまう。

君のことばかり・・・。

 

寅子) 考えてしまう・・・。

(立ち止まる寅子)

(鼻の穴がふくらみ、

 ニヤニヤしてしまう寅子)

 

**********

 

(小躍りしながら通りを歩く寅子)

 

色恋に無縁だった

寅子でしたが・・・。

 

(人とぶつかって派手に転んでも

 へっちゃらな寅子)

 

思いの外、

浮かれているようです。

 

**********

 

<家の近く>

男性) 寅子ちゃん! 寅子ちゃん!

 あなたの家、大変だよ。

山根) トラちゃん、

 今行かない方がいい。ねっ、

 うちでよかったら中入って。

 ほらほら。ほらトラちゃん!

男性) 寅子ちゃん!

(家の入る寅子)

 

**********

 

<玄関>

はる) どうか、

 今日はお帰りください。

寅子) お母さん。

はる) 寅子。

日和田) 帝都銀行経理第一課長、

 猪爪直言を、贈賄の容疑で拘留

 した。

寅子) えっ?

日和田) 家宅捜索の令状だ。

(動けない寅子)

 

**********

 

ヤバイ。どんどん轟が好きになるう~w

そして将来が心配になるう~。戦後も

轟の元気な姿が見られますように~!

 

花岡、俺はな・・・いや自分でも信じ
られないが、あの人たちのことが
好きになってしまった。
あの人たちは漢(おとこ)だ。
俺が漢の美徳だと思っていた、強さ、
優しさをあの人たちは持っている。
俺が漢らしさと思っていたものは、
そもそも、漢とは無縁のものだった
のかもしれんな。

 

轟の思う漢(おとこ)らしさとは・・・男だけ

のものではなかったと気付く轟・・・尊い。

男性性、女性性を、より魅力的にみせる

ことはあるかもしれないけれど、人間とし

ての美徳は、男女の別は関係ないから。

 

そして、花岡と梅子の会話に泣かされる。

それぞれが、母のような・・・息子のような。

本当に伝えたい相手は、目の前にいない。

それでも、想いが・・・伝わればいいなあと。

 

君のことばかり考えてしまう。
君のことばかり考えてしまう。
君のことばかり・・・。


そんなことを言われたら・・・考えてしまうよ

ねえ~。フフフ。青春だね~考えろ考えろ、

考えて考えて、青春を、満喫すべし~!!

 

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