「虎に翼」第25回~第5週「朝雨は女の腕まくり?」 | 日々のダダ漏れ

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「虎に翼」 第25回

第5週「朝雨は女の腕まくり

 

 

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(一同が揃った法廷)

武井) 判決を言い渡す。

(手を握りあう寅子とはる)

 

**********

 

(目を瞑る直言)

武井) 主文、

 被告人らは、いずれも、無罪。

(どよめき)

はる) ああ…!

(抱きあう寅子とはる)

武井) 理由。

 本件公訴事実第1の要旨は、株式

 会社帝都銀行が共亜紡績株式会社

 ほか諸会社の整理に助力し…。

(傍聴席を振り返り、2人と涙で

  ほほえみあう直言)

 

**********

 

<ロビー>

男性) 無罪だ!

男性) 全員無罪が出たんです!

(ロビーに、優三やよねたち)

男性) 被告人16名、全員無罪です!

(歓声)

よね) よしっ! よしっ!

 

**********

 

<法廷>

武井) 検察側が提示する証拠は、

 自白を含め、どれも信憑性に乏し

 く、本件において検察側が主張す

 るままに事件の背景を組み立てん 

 としたことは、あたかも、水中に

 月影をすくい上げようとするかの

 ごとし。すなわち、検察側の主張 

 は証拠不十分によるものではなく、

 犯罪の事実そのものが、存在しな

 いと認めるものである。

(ざわめき)

 

1年半に及ぶ、寅子たちの

戦いが、終わりました。

 

**********

 

<猪爪家>

直道) お父さん、乾杯の挨拶。

直言) いや俺は。

はる) いいから早く。

直言) そうだな。

 えっと…まず、みんなに、

 たくさん迷惑をかけて、

 すまなかった。

花江) いいんですよ、もう。

直言) トラ、ありがとう。

 お前がいたから、こうしてみんな

 とまた、食事を心の底から楽しむ

 ことができる。父さんの言う

 ことを、信じないでくれて、

 ありがとう。

寅子) フフフフ、何それ。

直言) トラを、

 明律に行かせてよかった。

(笑い声)

優三) 乾杯しましょうか。

直言) だな。

優三) はい。

直言) え~っと…。

(戸が開く音)

直言) 乾杯!

笹山の声) こんばんは。

 

**********

 

<玄関>

寅子) あっ、笹山さん?

笹山) よう。

寅子) ハハハハ。

笹山) 笹寿司特上、

 お届けに参りました!

寅子) えっ、お寿司?

笹山) これは、

 おいちゃんからのお祝い。

寅子) えっ、いいんですか?

笹山) あったりめえだろ。

 おいちゃん…トラちゃんが頑張っ

 てるの、陰ながら見てきたからさ。

 いや~いろいろ、傍聴してきたけ

 ど、あんなに、うれしくなる裁判

 なかったね。うん。

寅子) ありがとうございます。

 

**********

 

<水沼家>

日和田) 申し訳ございません。

 控訴審では必ずこの私が、

 判決を覆してみせますので。

水沼) もういい。

日和田) えっ?

水沼) もう君は、十分

 役目を果たしてくれた。

日和田) ですが…。

水沼) 安心したまえ。

 悪いようにはしないから。

日和田) ありがとうございます。

 

**********

 

判決から3日後、

検察側は、控訴を断念して、

直言を含む、16人全員の無罪が、

確定しました。

 

**********

 

<猪爪家>

直道) クリスマス、トリだろ、

 トリの丸焼き。

寅子) あとお母さんのケーキね。

花江) 今年は豪華にやりたいわよね。

優三) おなかいっぱいの時に

 よくごはんの話ができますね。

寅子) はて? おいしいものの

 話はいつでもできるでしょ。

はる) 今お酒持っていきますから。

(台所に立つ直言)

直言) はるさん。

はる) うんもうな~に?

(映画の前売り件を差し出す)

直言) 逮捕される前の、映画の

 約束、破ったままだったろ?

 今まで、本当に悪かった。でき

 ればあの日からやり直したい。

 いや、やり直すだけじゃなく…。

はる) うわあ~!

(泣き声)

(直言にしがみつくはる)

はる) 何にも言って

 くれないんだもん。

直言) ごめん、ごめんな。

はる) 私が小うるさいから何にも

 話してくれないのかなって…。映

 画の時だって、ほかに女がいるん

 じゃないかって心配で心配で…!

直言) いるわけないだろ、

 はる以外の女だなんて。

はる) そんなの分からないじゃ

 ない。私がどれだけ…どれだけ

 我慢してきたか…。(泣き声)

直言) うん…うん…。

はる) (泣き声)

(ガラス戸の外に、師走の雪)

 

この瞬間、

やっと猪爪家の共亜事件が、

終わりを告げました。

 

直道)(小声で)おいしい。

(花江のお酌で酒を飲む直道)

(酒を酌み交わす、寅子と優三)

寅子) フフフフ。

(花江にお酌をする直道)

(笑い声)

 

**********

 

桂場) そう何度も乾杯しなくても。

穂高) いいじゃないか。

 それにしても、名判決文だった。

桂場) えっ?

穂高) あたかも、水中に、月影を

 すくい上げようとするかのごとし。

 うん、よい。実に君らしい。

桂場) 武井判事から聞いたんですか?

 あれ書いたのが私だと。

穂高) 聞かなくとも分かるよ。

 君の中のロマンチシズムが、怒りが、

 よ~く表れているじゃないか。

桂場) フフフフフ…ロマン?

穂高) ロマンだけじゃないね。

 蟻一匹通さぬ、見事なまでに、

 一分の隙もない判決文だった。

 あれじゃあ、

 控訴のしようがないね。

桂場) 潔癖ですから。

穂高) 君は、許せなかったんだろう。

 検察が力を振りかざして、司法に

 干渉してくるのが。

桂場) 干渉? そんなもんじゃない。

 あいつらは私利私欲にまみれた

 きったねえ足で踏み込んできや

 がったんですよ。

穂高) いいぞ、その調子!

桂場) 司法の独立の意義も分からぬ

 クソバカどもが! あの、猪爪とか

 いう小娘もそうですよ。私があいつ

 らに、へいこら尻尾なんぞ振るわけ

 ないでしょ。へいこらへいこら、

 ふざけるな!

穂高) いいねえ!

 

**********

 

(羽根つきをする子供たち)

 

**********

 

(直明と福笑いをする優三)

寅子) 優三さん。

優三) はい。

寅子) あっ、大丈夫ですよ。

優三) あっ、トラちゃん。

直明) 福笑いしてた。

寅子) あっ、福笑いね。

直言) 悪いね、優三君。

優三) あっ、いえ、映画

 楽しんできてください。

はる) ありがとう。

優三) はるさんも。

 

**********

 

<竹もと>

(小上がりで、1人正座した寅子)

(やって来た桂場が、

  寅子を見て…逃げる)

寅子) 待ってください! 

 行かないで…。もう、裁判は

 終わってるんですから。

 

**********

 

(離れた席で1人だんごを

  頬張る桂場)

(至福にひたる)

寅子) あの…

 ありがとうございました。

桂場) 何がだ。

寅子) どうしてもお礼を言い

 たくて、待ち伏せしてしまい

 ました。ごめんなさい。

桂場) 勘違いするな。

 誰のためでもない。私は法を

 司る裁判官として当然のこと

 をした。それだけだ。

 何だ?

寅子) あっ、いえ・・・。

 私はずっと・・・それこそ、ここ

 で桂場さんとお話をしたあと、

 女子部に入ってから考え続け

 てきたんです。法律とは、何

 なのかって。

(桂場の正面に座る寅子)

寅子) 私は、法律って、守るため

 の盾や、毛布のようなものだと考

 えていて、私の仲間は、戦う武器

 だと考えていて・・・。でも、今回

 の件で、どれも違うなって。

桂場) 続けて。

寅子) 法律は、道具のように使う

 ものじゃなくて、何と言うか、法

 律自体が、守るものというか・・・。

 例えるならば、きれいなお水が湧

 き出ている場所、というか。

桂場) 水源のことか?

寅子) はい。私たちは、きれいな

 お水に、変な色を混ぜられたり、

 汚されたりしないように、守らな

 きゃいけない。きれいなお水を正

 しい場所に、導かなきゃいけない。

 その場合、法律改正をどう捉える

 のかが微妙なところではあります

 が・・・。まあ、今のところは、私

 の中では、法律の定義が、それが、

 しっくり来る、といいますか。

桂場) 何だ。

 君は裁判官になりたいのか?

寅子) えっ。

桂場) 君のその考え方は非常に・・・。

 ああそうか、ご婦人は裁判官には、

 なれなかったね。失礼。

寅子) はて?

桂場) 君、高等試験は受けるのか?

寅子) あっ、はい。

桂場) そうか。私はやめた

 方がいいと思うが・・・。

 せいぜい頑張りたまえ。

 これ、払っておいてくれ。

寅子) あっ、はい。

 ありがとうございました。

(頭を下げる寅子)

 

**********

 

(小さく微笑み、道を行く桂場)

 

**********

 

<竹もと>

(座り直す寅子)

寅子) はて?

(店主と女将が来る)

女将) トラちゃん。おめでとう。

寅子) えっ! いいんですか?

店主) 遠慮せずおあがんなさい。

寅子) ありがとうございます!

(一口ほおばる寅子)

寅子) んん~!

 

**********

 

超簡単感想で♪

 

いや~もう超スッキリしたわ~!!

ドキドキしたし、超面白かった~♪

 

あたかも、水中に月影をすくい

上げようとするかのごとし。

 

桂場のロマンチシズムと毒舌に萌え。

いいぞいいぞ、もっと毒を吐いて~。

裁判官への道が見えてきたのも良き。

 

 

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