ぜひ、一日でも早く
実用化してほしいと思います
「チーム殺処分ゼロ」 さまより転載です。
http://satsuzerozero.blog.fc2.com/blog-entry-2351.html
「盲導犬が必要なくなる時代、
5年後目指し実用化「杖型ロボの実証実験
〜大阪市立大」
盲導犬の必要性が最近、論議される事が
多くなりました。
犬には大きなストレスになっているのは
明らかです。
ただ、目の不自由な方にとっては
外出の補助として必要な存在なのだと思います。
↑写真出展元:yomi.Dr https://goo.gl/ufnurB
数年前から研究されていたのだと思いますが
ついに5年後の実用化を目指して
人証実験が行われたそうです。
これだけIT化された現代ですから
十分可能だと思います。
早く実現化されて盲導犬が必要なくなる
時代になってもらいたいと思います。
・・・・ 記事転載ここから・・・・
視覚障害者の歩くコースを盲導犬のように
先導するつえ型ロボットを大阪市立大のチームが開発し
15日、大阪・南港の大型商業施設
「アジア太平洋トレードセンター(ATC)」で
実証実験を行った。
5年後の実用化を目指す。
視覚障害者が歩く際に使う白杖(はくじょう)を
ヒントに考案。
長さ1・1メートルのつえの先に
直径17センチの車輪を2個取り付けた。
周辺の地図情報が入力されており、レーザーを
周囲に照射して、壁などの位置関係から自らの場所を把握する。
利用者が車輪を転がしながら進むと、
あらかじめ決めたコースに沿って、
車輪が自動的に左右に動き、柱などを
よけながら目的地まで案内する仕組みだ。
後略
・・・・記事転載ここまで・・・・
記事元:gooニュース https://goo.gl/FZ5aVj
以前もご紹介させていただきましたが・・・。
「豹変した盲導犬」
毎朝、私が通勤する途中に、見かけていた盲導犬。
交通量の多い交差点で、いつも彼が信号待ちをしている時間。
私は、「やっぱり盲導犬は凄いなぁ。素質があるよねぇ」
と思いながら、ニコニコと、その横を車で通過します。
獣医といえども、盲導犬を見る事は、なかなかありません。
それはとても印象的な、それでいて毎日続く、不思議な風景でした。
出会いは、突然やってきました。
ある日、そんな盲導犬の彼が、ひょんな事から私の患者になりました。盲導犬の管理は非常に厳しく、月に1回の健康診断、爪の確認、足裏の毛刈り、肛門腺に予防関係に・・・
とにかく、飼い主さんに危険が及ばないよう、完璧な状況下で、任務がこなせるように、メンテナンスされています。
もちろん優秀な盲導犬。
爪切りでも自分から足を差し出すほどで、全ての診察は、非常にスムーズに進みます。
ところがある日、彼の本当の姿を見る事になるのです。
それは、正確に体重を測ってみましょうか・・・ と盲導犬の補助器具を全て外した時のことでした。
豹変した彼。
彼は一目散に、病院を駆け巡りました。
そして病院内の看護師、獣医一人ひとりに挨拶をするように、じゃれて、グルグル回って、伏せをしたと思いきや飛びかかってきて、また次の人の所へ・・・
そう、これが彼の本当の姿だったのです。
本当は、人と一緒に、思い切り遊びたくて、走り回りたくて、普通の犬としての暮らしにあこがれを持っていた。
こんな彼に与えられた使命、盲導犬。
長い間、ずっと抑えていた感情だったのでしょう。
そんな彼の本当の姿を露わ(あらわ)にした原因、
それは・・・ 間違いなく、彼に付けられていた補助器具でしょう。
それを付けている間、彼は「プロ」なのです。何があっても、飼い主さんを守り、自分の使命を果たさなければなりません。
飼い主さんの
「いつもごめんなぁ・・・ ごめんなぁ・・・先生、少しだけ、この子を自由にさせてあげて良いですか?」という言葉が、重く心に残っています。
飼い主さんは、きっとこの子の気持ちに、ずっと気付いていたのでしょう。
信頼で結ばれた強い関係。本当は遊びたいし走りたい・・・
けれども誇りを持って、毎日仕事を続ける盲導犬に、強く感銘を受けることとなりました。
それから・・・ 今でも、毎朝彼の姿を、交通量の多い交差点で見かけます。
しつこいですが、「素質」などと安易な言葉で、彼を評価していた私自身に、今でも苛立ちを隠せません。
そんな簡単なものではないのです。
彼は毎月、病院に来た時だけ、補助器具を外し、ほんの数分だけ、みんなに挨拶しに行く、自由を与えられています。
私たちも精一杯、彼と挨拶します。
犬は本当にすごいです。
獣医になって良かったと思います。
※画像お借りしました