自爪育成ネイリスト

平松一美です。
 
今日は、ネイルの保証期間についてのお話です。

このお話を書くには
実はいろんな思いがあります。

「取れない」だけを売りにするのは
ちょっと違うから。

「取れない」についての話じゃなく
接客品質のお話です。


 
保証期間ってなんのこと?


 よく、ネイルサロンでは

保証期間1週間
などと表記されていると思います。
 
これは、1週間以内に
つけたネイルに何かあったら、
つまり、欠けたり、取れてしまったりなど
があったら、無料でお直ししますよ
ということです。
 
お店によっては、
5日以内だったり、3日以内だったり
それぞれですが。
 
Kazrinaも、特に明記していませんが
1週間とお客様にお伝えしています。
 
厳密には、保証期間という言葉は使わず
「1週間以内に取れてしまうような事があれば
いつでも無料でお直ししますので
ご連絡くださいね」とお伝えしています。

そして、その後に
「1週間過ぎてもお困りの事があれば
ご連絡下さい」とお伝えします。
 
が。

この保証期間というやつ
ちょっと考え方をしっかりしておかないと
ネイリストの信用を失いかねないなぁと思います。
 
 
 
お客様の思いはきっと…

 

 保証期間という言葉は

お客様に「うちはやりっぱなしじゃないですよ」
というアピールをしてるように見えますが
この保証期間にルールを設けているという
表記をよく見かけます。
 
注意事項
・保証期間内のお直しは無料ですが
お客様の過失で取れてしまった場合は
対象外となります。
・保証期間は1週間なので1週間のうちに
ご来店頂ける場合のみ対応致します。
 
こう書いてあったら、
んん??となりませんか?
 
私たちネイリストはネイルのプロなので
ジェルやスカルプが取れてしまう原因は
だいたい知っていますし、予測もできます。
 
でも、お客様はそれを知っているでしょうか?
なぜネイルが取れてしまったのか
自分に過失があるかどうか、
どうやって判断するんでしょうか?
 
そして、1週間前のご予約日に
ご都合をつけてご来店下さったお客様が
その後1週間以内のご予定が
自由になる場合ばかりでしょうか?
 
 
 
ネイルは幸せを感じる為のもの

 

 1週間以内に来てくれないと直さない

の、ネイルサロン側の真意は
「何日も経ってからのお直しは
対応してたらキリがない」とか
「14日とか経ったら、多少
ネイルは劣化するもんだから
それのお直しまでさせられるのは・・・」
といったところでしょうか。
 
でもね、お客様の心理になって考えてみると
「わ!5日前にネイル行ったばかりなのに
もう取れた!えー、直してほしいけど
1週間以内って、あと2日しかない。
そんな都合つかんわー」
だと思うんです。
 
大事なのは
「もう取れてしまった><」
という残念な気持ちになられているところに
気づくこと。
 
さらに、「何か指先に強い力をかけてませんか?」
と言われて、「え・・・そんなんしてへんけど・・・」
という気持ちになられているなら
もうこれは大問題。
 
一般的なジェルネイルなら、
3~4週間ぐらいが
付け替えのリズムになりますが
5日で取れちゃ、信用問題ですよね。
 
Kazrinaは、5日で取れるようなネイルは
していません。

理論を徹底的に勉強して、技術も学んで
練習して、経験から考えられることも踏まえて
すべてを掛けてネイル施術をしているので
5日で取れるなら、それは恥ずかしいこと。
 
お客様がどんな指の使い方をしても
取れないように考えて施術しています。
 
ただただ頑丈にしてるのじゃないですよ。
お客様とコミュニケーションを取ることで
どんな風に指先を使われるかを考慮して
その人に合わせて施術方法を変えます。
 
つまり、サロンに来られている日も
来られない残りの29日について
すべて予測して施術しています。
 
それでも取れてしまう事だってあるんです。
 
でもそれって、私にとっては
「あ!!何か施術が間違っていた!」
としか思えず、お詫びしかなく、
1週間の枠にとらわれることなく
お直しをさせて頂いています。
 
それに、Kazrinaのお客様には
「7日以内に連絡だけして
14日頃に全部お直ししてもらって
もう一回つけたてのキレイさに
仕上げてもらお~」なんていう人は
一人もおられません。
 
だからこそ、お直しのご連絡が来るとしたら
本当に困っておられるとき。
それに対応できないネイリストでは
ありたくないんです。
 
8日だって、10日だってお直しします。
 
そこに、
「何度もお時間を作って頂いて
ご足労頂くことになって
申し訳ありません」
という気持ちもきちんとお伝えします。
 
「えー?お直し?だるーーー」
って思ってませんか?
 
 
 
ネイルの保証期間の意味

 

保証期間という言葉を

ネイルサロンの信用を得る武器
のように思っているなら
それは間違いだと思います。
 
むしろ、信用を失いかねない
危険な言葉だという事を
きちんと理解して
自身の技術や知識や人間性を磨くこと。

お客様と、人と人として
正しいお付き合いが出来ていれば、
お客様も全幅の信頼を
寄せてくださいます(^^)

その人の爪、生活に合わせた施術とは
次にサロンに来られるまでを
ネイリストがサポートすることかな
って思います。

あ、勘違いの無いように書きますが
ジェルが取れないからって、
「5週間持ちました!」 
「2ヶ月経ってもビクともしない」
というのは、あかんと思いますよ。

適切な付け替え時期に
ご来店頂けるようにすることも
私たちの仕事です。

私たちは人の体に触れさせて頂いて
判断しながらする仕事をしています。

保証期間という言葉をどうしても使うなら、
その意味は、「信用」でもなく
ネイリストの「逃げ道」でもなく
むしろ、「退路を絶つ」という事かな
と思います。

覚悟を持って仕事をするというの
とても大切です。


※私はお客様ファースト過ぎるのも
それはそれで問題だと考えてますよ(^^)


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平松一美
Nail Salon Kazrina
オーナー/ネイリスト

《経歴》
1973年大阪生まれ大阪育ち。
大学では英語専攻、卒業後はOL、
結婚後、専業主婦を経てネイルの道へ。
「そのままで美しい手」

を追求する理論派ネイリスト。
自身のダイエット体験をきっかけに
インナービューティの普及も目指す。

 

《資格》

日本ネイリスト協会本部認定講師
ネイルケアマイスター
その他ネイルメーカー資格多数

〈内面美容医学財団公認資格〉

プロフェッショナルインストラクター

ファスティングカウンセラー