朝から変な嫌な感じの夢を見て目覚めた。
なんだか体調が悪い、
昨晩から気持ち悪かった。
そうか、今日は震災の日だったのか。
毎年、金縛りにあっていたのが、
結婚して引っ越したあたりからは
なくなりましたが、
何かしら不調になる１日なので、
気負わずに無理せずに今日を終えよう。
気持ち悪いほどの真っ赤な満月が
手に届きそうなほど近く大きく見えた
翌日の出来事でした。
阪神淡路大震災
1995年1/17 5:46.52
どん！と、身体が一瞬宙に浮いて布団が
ズルズルとズレ落ちて行きました。
あれ？なんだ寝ぼけてる？
夢か現実か。
独り暮らしを始めて半年。
当時はまだ21歳で会社員3年目。
今日は早番だから
さっさと起きて準備しなくちゃ、
でも今、身体浮いたよね。
地震かな？
なんだか外が騒がしい。
地震っぽいな。
とりあえず実家に電話しておくか…。
携帯電話とかなくて家の固定電話から
かけてみると、うんともすんともいわない。
なんか様子がおかしいと
ようやくおおごとなのかもしれないと
扉を開けた外の世界は
火の海でした。
高台で山になっていたので、
その火が家に届く事はなかったのですが、
パノラマで見る景色が火に囲まれて
夢か現実かさえ一瞬わからなくなり、
しばらく放心して眺めていた、
(まるで映画をみてるようだったから)
火事の方向にはおばあちゃん家がある。
パニックになる親
逆にどんどん冷静になる私
そんなタイミングで彼氏が大阪から
心配で水を背負って原チャリで来てくれた。
(パパさんです)
「ありがとう」と同時に
おばあちゃん家を見に行ってもらった。
うまく避難できたみたいで
近くの小学校にいました。
職場はどうなっているんだろう。
電車は動いているんだろうか？
どうやら最寄りのひとつ先の駅が
陥没しているらしい。
10年近く乗ってなかった自転車を
引っ張りだして、
元町にある職場へ向かう途中の道が
トラウマになりそうなほど地獄絵だった。
ぺしゃんこになった家が並んでいるか、
燃えた跡になってるか、
その隙間をなるべく見ないようにして、
自転車を飛ばす。
職場はガラスが割れて、
商品が雪崩落ちてましたが、
片付けたらどうにかなるレベル。
来れる距離の従業員で片付けを
1週間ぐらいかけてやりました。
駅の陥没はすぐには無理なので、
毎日、自転車を飛ばして行く
他に道がないので、
半分目をつぶりながら、
でも臭いは消せない。
半分目をつぶりながら自転車に乗るから
車が来てもわからない。
一度タクシーとぶつかってしまった。
なぜかお互いに無傷で…。
簡単には逝かせてもらえないらしい。
何かやらなくちゃいけないことが
あるんだろうか。
2024年1月21日の9時50分（日本時間）に
