立ち止まった女性のハートが開き、前進できる奇跡リーディング
フォーチュン・リーダーの人響三九楽ヒビキサクラです。
ついこの前まで灼熱のハノイにいたのに、今日はその日より20度以上も低い。
身体の冷えを感じ、寒くてさむくてたまらない。
厚着して、ついエアコンをつけてしまった。
身体の中心であるお腹がしくしく痛いからしゃんとせず、前かがみに姿勢が悪くなる。
昨日の夜から食欲がなく、朝もスルーした。
身体はよけいに冷えている。
午前中、頑張ってヨガに行ったのが限界点。
買い物を終え家に帰るなり、ベッドに倒れ込む。
そこからこんこんと眠ってしまった。
目が覚め、キッチンでいつものようにパソコンに向かっていた時だった。
玄関のドアが開き
「ただいま!」
と元気な声が聞こえた。
一瞬、バイトに出かけた息子が帰ってきたのかと思い、顔を上げた。
そこには旅から帰ってきたのか、真っ黒に日に焼け、無精ひげを伸ばし、帽子をかぶってニコニコ笑う弟がいた。
「え~~~~!どうして?!」
思わず大声を上げた。
なぜ彼がここにいるのか、わからなかった。
だって、弟は四年前に亡くなっているのだから・・・
もしや亡くなったのは嘘で、どこかに隠れていたの?
身を潜めていたの?
たくさんの疑問が頭の中で渦巻き、口に出そうとした時だった。
しゅん、と目が覚めた。
くるり、と手の平を変えたように、世界が変わる。
私はベッドにいた。
目の前には、なにか?という顔で黒猫のファンがちょこん、と私を見ていた。
夢だ、と自覚するまで、五秒かかった。
どうしてこのタイミングで弟が夢に現れたのか、わからない。
ハノイから無事に帰ってきた私を見て、安心したのかもしれない。
体調を崩した私を心配して、出てきたのかもしれない。
うつ病を患っていたけど、夏には鬱を脱し、元気に旅をしていた弟。
その時と同じ笑顔で、元気な姿で、会いに来てくれたことが、うれしかった。
夢のまにまに、亡くなった人たちは時々会いに来てくれる。
まるで現実そのもののように、顔をのぞかす。
夢は、あの世とこの世の架け橋。
彼岸と此岸を結ぶ場所。
目覚めると、ほんのり悲しく、ほんのに胸のあたりがあたたかい。
夢のまにまに
そっと手をのばす。
指先に愛が触れ、流れ星のように儚く消えた。
夢のまにまに
愛を受け取り
夢のまにまに
悲しみも喜びも抱きしめて
前を向いて、歩いて行く。
これもハイヤーセルフからの愛