札幌の皮膚科専門医/美容皮膚科 女医 日景聡子です。

 

 

シミ治療においては、種類を見極めることが大切になります。

 

 

というのも、シミは大きく5種類に分かれ、治療法がそれぞれ異なってくるからです。

 

 

詳細はこちらで解説しています。

 

 

 

実際には5種類混じりあっていることも多く、正確に線引きできないケースが多々ありますが、組み合わせ治療をする際に経過を予測する手がかりとなります。

 

 

その中で特に「シミに見えるアザ」というのは見分ける必要があります。

 

 

後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)といって、レーザーしか治療法がないからなんです。

 

 

内服服や外用薬が無効なのはもちろん、フォト(IPL・光治療とも言われます)でも改善が難しいです。

 

 

Qスイッチレーザーまたはピコレーザーが適応になります。当院ではピコレーザーです。

 

 

こちらの方も、他院でフォトを何回も受けた結果この部分だけ消えなかったとおっしゃって来院されました。70代の女性です。

 

 

 

 

過去記事にも掲載しています。

 

 

 

左頬(写真向かって右)は3回、右頬は5回治療しています。

 

 

 

※左右で照射条件を変えて打っていたため、回数に差が出ています。

 

 

アザの治療は回数がかかります。5~8回と書いている教科書もあります。

 

 

3回治療までの薄くなる経過はこんな感じです。

 

image

 

 

3~6か月ごとに治療をしていきますので、他のシミ治療のように短期的な変化は分かりづらいですが、「今まで何をやっても取れなかったシミ(実際はアザの仲間ですが)」が薄くなっていく過程は喜ばれるものです。

 

 

少し灰色っぽい・紫っぽいというか、綺麗な茶色ではないことが特徴です。

 

 

20~30代に発症する女性が多いですので、思い当たる方はご相談くださいね。

 

 

以下、治療の概要です。お写真のご提供、誠にありがとうございます。

 

【治療費】
初診料3,300円 再診料1,100円
画像診断 初回のみ2,200円 経過時の撮影は無料です。

ADMのピコレーザー治療 
※1回ごとの治療費です。
両頬 11,000円
両頬+額 22,000円

⚠️副作用・合併症
レーザー照射後の水疱、色素沈着

トラネキサム酸内服やハイドロキノン外用を併用することがあります。
今回の方もハイドロキノンの外用を行っています。

トラネキサム酸 30日分
1,100〜2,200円(用量で変わります)
4%ハイドロキノンクリーム 
5g 2,750円

 

 

診察をご希望の方は、ホームページの美容皮膚科カウンセリングのWEB予約をご利用くださいね。

 

 

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