札幌の皮膚科専門医/美容皮膚科 女医 日景聡子です。

 

 

2024年が始まってまだ2か月なんですが(笑)、間違いなく今年最大級の仕事がやっと終わりました。

 

 

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美容皮膚科医が読む月刊誌、美容皮膚医学BEAUTYの原稿執筆(論文)を依頼されていたのです。

 

 

打診されたのが3か月前で少しずつ準備はしていたんですが、更年期のトークショーや社外講師のスライド作りなどいろいろありまして、本腰を入れて始めたのが2月に入ってからという…

 

 

「ヤバいよヤバいよ」という出川さんの声がリフレインしていました(笑)

 

 

大量の文献を探し、手に入れられた海外の論文10本を読み込み、自分の治療と照らし合わせてどのように考察するかという私にとっては超難題の仕事でした。

 

 

 

 

海外論文を読んだものの、「今回の私の内容には参考にならないな」という空振りもありまして…

 

 

大学病院勤務ではない一開業医ですから、参考文献の選び方も、内容の指導も、誰もしてくれません。(そもそも美容皮膚科を教育機関で行っているところが非常に少ないですし)

 

 

美容皮膚科・レーザー指導専門医を取る時も論文を2つ書いたのですが、あの時は査読といって掲載前に審査があるんですね。

 

 

「ここの考察が甘い」「これはどういうことですか」とレビュワーの先生からツッコミが入り、それを突き詰めることでより学術的に洗練された論文になるわけです。

 

 

ところが今回は査読がなく、書いたままがそのまま掲載されるので、逆に恥ずかしいものは出せないプレッシャーでいっぱいいっぱいになっていました。

 

 

何しろ全国の美容皮膚科医が読んで勉強する雑誌ですから、「何だこれは」というものは出せないですよね。

 

 

指名してくださった先生にも申し訳が立たないですし…

 

 

ということで、2月は祝日が2日もあったのに週末を含めて全部費やすことになってしまい、長女の試験やら次女の学級閉鎖やらいろいろあるのを何とか乗り越えて無事に提出しました。(今日が原稿締切でした。汗)

 

 

 

↑写真向こうが試験前の長女、手前が私。居間で一緒に頑張りました。

 

 

今まで講演などの仕事も引き受けてきましたが、間違いなく論文を書くのが一番難しいです。

 

 

年に何回も引き受けている先生は本当にすごいと思います。

 

 

ひとまず終わった、疲れた~(+_+)

 

 

しばらく、プライベートの時間は休もう(笑)

 

 

 

 

なんだかんだで大変でしたが、強制的に海外の論文をたくさん読んだのでとても勉強になったことは事実で、今までの治療方法をもう少し工夫する余地も十分見つけられたのは大きな収穫でした。

 

 

開業医は油断すると独りよがり・鎖国状態になるので、常にアンテナを張ることは大事ですしね。

 

 

子ども達は、家でも文献を広げて仕事している私を見てびっくりしたかもしれません。

 

 

普段はスウェット姿で家事をして、録画した相棒の再放送を観ながら夕ご飯を食べ、そのままうたた寝したりして「ぐでたま」のような母親ですが(笑)、実は医者なのだという片鱗を垣間見てくれたらいいなと思います( ≧ᗜ≦)੭ु⁾⁾

 

 

さて、お雛様も飾ります!(写真は4年前のものです)

 

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