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札幌の皮膚科専門医/美容皮膚科 女医 日景聡子です。

 

 

今日は先ほどまで、「美肌と漢方」のWEBセミナーを聴いていました。

 

 

漢方は私も使っていますが、なかなか奥が深いです。

 

 

当院の保険診療ではニキビに使うことが最も多いですが、アトピー性皮膚炎や酒さ(赤ら顔・ほてり)にも使うことがあります。

 

 

美容皮膚科においてもシミ・くすみ・シワ・たるみと関係しており、今日のセミナーでは「そういう使い方もあるのか」と非常に勉強になりました。

 

 

私は皮膚科医なので、塗ったりレーザーを当てたりして治すことに慣れていますが、ご本人の体質が治療結果に及ぼす影響は大きいと感じています。

 

 

同じ治療をしているのに、同じ条件でレーザーを当てているのに、治療が軌道に乗る方と難航する方がいます。

 

 

そこを上手に調整するのが「医師の腕」なのでしょうが、肌の色・赤みの出やすさ・跡の残りやすさなど個人差に相当する部分をこちらでコントロールすることは難しく、その揺らぎを小さくするのに漢方が役立つのだと思います。

 

 

シミの診察にいらした方に「まず漢方を飲んでみましょう」とお伝えすると「えっ?」となるのですが、体のベースを整えながら自費施術をしていただく方がうまくいきます。

 

 

きれいな花を咲かせるには土壌がよくないといけない、というのは美容皮膚科と漢方の世界でよく言われることなのですが、体質の弱い部分を補うことでより効果が出せると感じています。

 

 

栄養や漢方については時々記事にしていますが、地味といいますか毎日コツコツ地道に続けるものなので、患者様からは正直反応が薄いことが多いです。

 

 

シミ取りレーザーのように「バーン」と反応があって効いている実感が得られるわけではないので仕方ないのですが、それでも毎日続けることで代謝・血の巡り・シミのできづらさといった部分にアプローチすることができます。

 

 

私も漢方を飲んでいますし、鉄・ビタミンミネラル・エクオールのサプリメントを飲んでいます。

 

 

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↑何度かご紹介している、私が使っているものです。

 

 

私は大きな錠剤やカプセルが苦手なので続けるのが苦しくて…笑(毎日水だけでお腹いっぱいになっちゃいます。)



続けやすさを重視し、鉄の小さな錠剤と粉のビタミックスコンプリートを飲んでいます。


鉄はコラーゲンを作る時に必要ですし、シミをできにくくする酵素の成分でもあります。
 

 

女性は特に、妊娠出産・更年期などで女性ホルモンが揺らぎますし、月経で血液を失う機会が多いので、妊娠中でなくても鉄分はぜひ意識していただきたいなと思います。

 

 

勉強のテーマは尽きませんが、漢方についてももっと精度の高い診療ができるように頑張っていきます。

 

 

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