新年をむかえました。


平成23年3月11日、東北地方太平洋沿岸部を襲った東日本大震災でお亡くなりになられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

今回、救援活動や民生支援、そして復旧に向けて、まさしく命を賭して活動を展開した自衛官の姿はたくさんのメディアで取り上げられました。
かつての仲間たちの活動が国民の皆様に伝わることは大変嬉しいことですし、自衛官OBのひとりとして、とても誇りに思っています。

しかし、今回の自衛隊の必死の活動によって、国民の自衛隊に対する理解は本当に深まったのだろうか。いささかの疑問を禁じ得ません。

平成24年度予算、特に正面装備面においては非常に厳しい査定が財務省によって行われたと承知しています。自衛隊は、国を守るために日々厳しい訓練を行い、その成果が今回の大震災への対応として表れたのですが、その意味では、自衛隊への理解は全く深まっていないのではないかと受け止めざるを得ません。

今年も国政の場で、積極的に活動していきますので、更なるご指導ご支援をお願い申し上げます。