1月9日(月)

午前6時40分、エチオピアで約4時間のトランジット。

アジスアベバは標高約2300mを超える高地、寒いくらいの気候だ。

ガーナで会った天川さんとなんと空港で再開。現在はエチオピア大使館で政務班勤務。

岸野大使から朝食会を兼ねてエチオピアや南北スーダン、ソマリア等に関する情勢ブリーフィングを受けました。改めてアジスアベバは情報の宝庫であることを再認識。

エチオピアのアジスアベバ空港は東アフリカのハブ空港でもある。AU本部を初めIGAD事務局等重要な各機関の事務所もあり国際会議も頻繁に開かれる。エチオピアの日本大使館は、日本とエチオピアの2国間関係の他にAU等のマルチの事務も所掌事務内だ。

ソマリア治安情勢もこの1年間で格段に進展!アル・シャバーブが弱体化。モガディシオから撤退した上、南と西からケニア軍、北からエチオピア軍、モガディシオではAMISOM及びTGF軍の攻撃を受け正に3正面対処。更にジブチもAMISOMに軍派遣表明等優勢に立っている。課題は解放地域の安定だ。

南スーダン国連ミッションの特別代表のヒルデ・ジョンソン氏と意見交換。治安面での関心はジョングレイ州の部族間対立。原因は牛の争奪、子供の拉致等。牛の争奪は日常茶飯事のようだ。3000名死亡との情報もあるが、特別代表によると正確な数は把握できないがその死者数は誇張されているとの見解。

午後1時、お隣の南スーダンのジュバに到着、30度をはるかに超える暑さだ。乾季のこの時期が一番暑いらしい。早速、反政府勢力からのジュバやマラカル、ボルでの攻撃予告声明あり。ただ能力的に無理。政治的メッセージだけか? 実際、ジュバは平穏だ。