本日、日・グローバルサウス連携本部の初会合が開かれて、グローバルサウス連携深化の重要性について、関係省庁ヒアリングが実施された。

 

外務省からは、グローバルサウスとの連携強化に関する「問題意識」「基本的な考え方」「対応案」が話され、経産省からは、グローバルサウスとの関与強化は「経済成長」「経済安全保障」「国際秩序形成」の観点から非常に重要であることが説明された。

 

佐藤からは、日・グローバルサウス連携の理念を実現するために大切な裏付け部分について質問を行った。

 

今回の会合で、他国との競争に勝つことの重要性を省庁の担当者は話をしていた。

そこで、佐藤からは他国との競争に勝利するためには理念に加えて具体的案件とその裏付けたる兵站(予算等)が大切であることを伝えた。

 

会合での説明を聞いて、各省庁が日・グローバルサウス連携でやりたい理念は分かった。

だが、各省庁の理念を実現するためには具体的な課題を明らかにして、政治との対話を進める必要がある。

 

企業の進出における基盤整備で何々について困っている。

ODA予算額は1997年をピークに半減しているため困っている。

など、省庁ごとの課題点を次回の会合では出してもらいたいと省庁側に求めた。

 

省庁の担当者からは、課題点のリストアップを行い、次回の会合での議論に備えていく、との返答を得た。

 

グローバルサウスとの連携強化は日本の経済成長と経済安全保障において非常に重要だが、国際秩序のあり方を巡る競争という側面もあるため、日・グローバルサウス連携本部の会合では、今後の日本外交についての議論も進めていく。