阿蘇山、熊本城、金栗四三ミュージアムと合わせて「令和熊本4大名所」と言われている超有名施設。
最高のサウナと深さ日本一の水風呂があります。
そしてMAD MAXボタン

https://www.yulax.info/


採点者 : サウ二スト虚弱

サウナ : アウフグースサウナ / 温度計90度3段シート広め湿度良好体感熱い。1時間毎にアウフグース有り、TV付き。他にもセルフロウリュ可のメディテーションサウナ、備長炭蒸風呂(塩サウナ)有り。 10点
水風呂 : 天然水使用、水温計無し体感16度前後、深さ171cm、MADMAXボタン。 9点
休憩 : 浴室内に椅子、露天有り。 7点
清潔感 : とても綺麗。 9点
お風呂 : 天然温泉。 6点

客層 : 平日12:00IN、客付き2割ほど。夜は少し増えるがみんなのんびりしている。 7点
営業時間 : 24時間(AM8:00〜10:00の間は浴室清掃)

値段 : 3時間コース¥890(館内着つき)

 

総評 : 

はい、遂に来ました湯らっくす!



去年の座談会でも2019年中に行きたい施設として挙げさせて頂いてたのですが

もはや湯らっくすに行った事ないサウニストはモグリ的な雰囲気すらあるこのご時世。



想像していたよりも年季の入った外観、そして「MAD MAX」の文字を見ただけで既に大体ととのってしまったのでもう帰ろうかと思いましたが、それではもったいないのでいざ入店。

ちなみに福岡から熊本への移動はレンタカーで。
運転手は「体質的にお酒が飲めず、しかも運転が好き」という奇跡の権化、後輩の元吉本芸人で現フードファイターの安藤(動画右)が務めてくれました。


速やかにチェックインを済ませ、

浴室に通じる階段の入口でタオルを取っていざ入室。

(注:この時、入浴後に体を拭くタオルも取っておきましょう)




実は今回、とても楽しみにしていた反面、正直、一抹の不安を抱いておりました。

事前の素晴らしそう過ぎる情報や、実際に行ったことある周りのサウニスト達がとにかく「湯らっくすは最高!」と絶賛しまくるので、もしかしたら自分の中で湯らっくすに対するハードルが上がりすぎてしまっているのではないか?と。

サウナ大使のタナカカツキ先生なんか「湯らっくすのサイトを観ただけでととのった」とか訳のわからない事を言われていたし。


更に、強冷水を擁するウェルビー福岡の連泊に加えて前回、ふくの湯という神施設を発見してしまった。

特にふくの湯は僕的に「もし近所にあったらもう他のとこ行かないかも」ってくらい理想的なスペックの施設だったので、実際に体験してみて


「うん、湯らっくすね、良いね。良いけど、ま、こんなもんか。」


みたいな展開もじゅうぶん予想される。そうなったら悲しすぎる…


まぁ、実際そんなに悲しむ事なんてないと思いますので

とにもかくにもセッション開始します。


サウナ室は3種類あるのですが

まずはメインであるアウフグースサウナへ。



サウナストーブは遠赤外線式とフィンランド式のダブルストーブスタンバイ方式。温度も湿度もしっかりあって体感は結構熱い。


短時間でしっかり温まったので汗を流して、夢にまで見た日本一深い(171cm)水風呂へ。



ばっ…!

とつけむにゃあ水風呂ばい。

水温計はなかばってん、体感16度弱といったところかね。

(我々のようなプロは水温計など無くても肌で水温ば測る事が出来る。誤差±0.5度)

地下水掛け流し、当然水質はとても良い。


一番深いところは足がつかないレベルばってん、水量があるとその分体感温度も下がります。足元は結構ピリピリする。



こぎゃん文字もあったこつだし、水質良さげな水風呂に入るとついつい飲んでしまいたくなる私、天井から落ちてくる水ば飲んでみると激うま


我々は特殊な訓練ば受けているので大丈夫ばってん、水風呂の水はあまり飲まない方が良いでしょう


そしていよいよ

ロープに捕まってMAD MAXボタンば押してみる。



ボタンば押すと上から落ちてくる水流がどんどん激しさば増してきて、こらまるで…




ひいやああーーーーっ!



金栗四三氏がルーツと言われている頭から水を浴びる熊本スタイルの冷水浴の進化系とでもいいましょうか

水圧で身体が水に沈められるし、足付かないし、下手したら溺れるレベル。気持ちいい!

その名の通りまさに狂ったボタン。


どぎゃんもこぎゃんも新感覚、素晴らしい!とつけむにゃあ。


(感動のあまり、ついつい熊本弁が出ちゃいますね)


命からがらお次はセルフロウリュ可のメディテーションサウナへ。



打って変わって静寂な空間に、本格的なバケットとラドルがセットしてある。

ギリギリまで抑えられた照明、窓に掛けられたカーテンから漏れる自然光。

これはまるでフィンランドの湖畔に佇むサウナ小屋。

行ったこつなかばってん。


早速、同席したお客さんたちにフィンランド語で


「サーンコ・ヘイッター・ロウリュア?」(ロウリュどぎゃんね?)


と一声かけて一杯いかせて頂くと、ジュワ〜っとサウナ室に響き渡るナイスサウンド。

モヒカンパイセン曰く、この音には全ての周波数帯域が含まれており、フィンランドのライブ会場ではスピーカーのチューニングにも使用されているらしい。さすがリーダーは物知りばい。


サウナ室はもうひとつ、塩サウナがあります。



こちらさらに照明控えめ。

備え付けの塩のキメが細かくて好きなタイプ。

優しい温度と湿度で居心地良し。


これらとMAD MAX水風呂ば行き来しつつ、

浴室内の椅子で微睡んでいるとアウフグースサービスの時間がやってきたけん、アウフグースサウナへバックアゲイン。


非常に厳かな空気ば漂わせた熱波師の方が穏やかな口上とともに優しいタッチでタオルば振り回す様はまるでサウナ神に捧げる舞踊のようである。

タッチは優しいが風圧は非常に攻撃的、柔と剛ば兼ね備えたベリーナイスアウフグース。


ちなみにこちらの熱波師の方は素手でアウグースば行なっていたばってん、

レスタで熱波師ば務めた経験のあるモヒカンパイセン曰くこれはとても凄い事らしい。




素手だとロウリュの熱で思い切り振る事が難しいため、アウフグースは軍手やグローブばはめて行うというのが一般的なのだ、つまりこのお方はとつけむにゃあ手練れの熱波師や、と。

さすがリーダーは物知りばい。


仕上げの水風呂でももちろんMAD MAX。




ひいやああーーーーっ!



結論から言うと、冒頭での心配は全くの杞憂であった。

期待のハードルば軽々飛び越えてゴリッゴリにととのわせて頂きました。


もちろん浴室以外の設備もとても充実しているし館内着の着心地も良いし

まだ未訪問の読者の皆様は期待するだけしといて間違いないでしょう。


大満足で施設を後にして

アフターサウナは熊本らしく馬肉のフルコースを。



美味かった馬だけに、大満足!




と、普通ならここでシメなのですが

湯らっくす、あまりに素晴らしすぎたので

実はアフター馬肉にもう一回行っちゃいました。



とつけむにゃあ…。



ととのう率 : 96%

 


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