本を書きました。
毎年ありがたいことに本は出させてもらっているのですが、今回は初のエッセイ本になります。
僕は今までVOGUE GIRLで毎週の12星座の占いを連載してきた縁から、本や読み物に関しても「12星座」という枠で色々なことを書いたり喋ったりしてきました。
ただ、そういう「12星座という仕事のベース」があったことには本当に感謝してます。
どうしてかと言うと
「ある感覚を抱くのに、そこには少なくとも12パターン以上の思考や行動がある」
ということを毎週身を持って「そういうこともあるんだ」と思いながら向き合ってきたからです。
たとえば、「誰かを好きになる」という感覚においても、牡羊座的と蠍座では、好きになり方が違うのです。牡羊座は「この人と一緒にいると人生が楽しくなりそう!」という感覚を大事にするし、蠍座は「あー、放っておけねぇ(笑)」ってなったりします。
人って、生きながら色々な場面や、色々な「心が動く」シーンに出合っていきます。
好き、嫌い、興味がある、どこかに行きたい、一緒にいてリラックスする相手、興味を持ちやすい相手、何かが上手くいかなくなる、気づかないけど良い波に乗ってしまう、スランプの陥り方、「大丈夫ですか?」と言われた時の反応
そういうことって、おそらく12星座以外でも、各個人によってまったく違うものです。
ただ、12星座でそういうことを書いた場合には、やっぱり必要とされるのは「自分の星座」がメインになります。
だから、今回は12星座以外の総論、つまり、今まで僕が生きてきて、人と接してきて、「誰かを好きになるってどういうことだろうか」とか「誰かと上手くいかなくなるってどういうことか」。
そういうことをちゃんと書きたかったのです。もちろん、占い的な「運との付き合い方」等のトピックも書きました。
「人が生きてきて、かなりの確率で直面していくこと」について、12星座以外で、自分が思うことを本という形にまとめさせて頂くことが出来て、本当にこれは読んでくださる方がいてこそ出来たことなので、お礼をお伝えしたいです。どうもありがとうございます。
今回も冬に発売されるので「今年一年お世話になりました。こちら、もしよろしければ」という年末の贈り物として僕からいつもお世話になっている人達に渡したい本になりました。こたつとミカンのセットでこの本が置かれていたらすごく幸せです(こたつ本と命名したい🍊)。
肩ひじ張らずに読んで頂けるものになったと思いますが、ピンチの時に読んで頂いても対応できる内容にはなったと思います。
皆様にとって大切な2018年の12月に。そして平成最後の12月の、大事な締めくくりの時期に。あんまり緊張感を求めずにミカンの隣においてあるようなこの本をどうぞよろしくお願いいたします。
2018年12月1日 しいたけ.