僕は今の占いの仕事をしていても、そこで会うお客さんとかに「無理に明るくしたり、無理に何でもかんでも成長に結びつけなくて良いんじゃないっすかね?」と言ってしまうタイプの人間です。

 

「そんなあんた、あなたを裏切って他の人の元に走った彼氏なんて、そんなもん100年呪って下さいよ。頭に重いバケツとか落ちてきたら良いですね」

 

とか言います。

 

それがなんか

 

「これを糧にして前に進みましょう。きっとそれが後になって良かったと思える道だから」

 

と言うと、多分僕はそういうことを言うとゲロを吐いてしまうのです。すごいごめんなさい。人間性が全然できていないのです。立派なこと言えねー。

 

そういう台詞を言って良い時って多分、本人がそういう結論を、色々なことがあって、出した時だけだと思うのです。あ、でもそれでも僕は「あいつの頭にバケツ落ちてくると良いですね。毎月」とか言っちゃいますが。

 

世の中って、今自分がすごくもがいていても、誰も理解してくれない、誰も助けてくれないと思ってしまうような、そういう「海のど真ん中で嵐に出逢っている」と思ってしまうような場面ってあると思います。

 

そういう時って、色々なやり方があるかも知れませんが、どうかちょっとだけ頑張って、自分にとって「特別な場所」を決めてみて下さい。これは別に神社とかそういうところじゃなくて良いです。

 

たとえば、家の近くで、ちょっと気持ちが良いところで良かったりします。坂の上とか、夜景が綺麗に見えるとことか。

 

そういうところで「いや、絶対に抜け出すわ」とそうやって宣言しちゃう。

 

そして、つらい時はそこに行く。自分で決めた特別な場所に。

 

そこでまた「いや、絶対に抜け出すわ」と言う。

 

その「いや、絶対に抜け出すわ」と何回も、何十回も言っているうちに、いつの間にか状況って変わっていたりもします。

 

僕は何か、科学的な根拠はここで全然説明できないのですが、やはり繰り返し自分の中でやる「宣言」は、何らかの有効性があるんじゃないかと思っています。

 

誓うとか、宣言するって、それが自分の心を折れずに支えてくれる、松葉づえみたいな存在になってくれるから。