何気ない日常会話こそ、
子どもの心を育てる鍵になります。
大人も同じですね。

意味のないことなんて何もない。
人は動物として言葉以上のものを
感じあって生きているのです。






子どものことは子どもに聞く「何個食べる?」

より↓

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こんにちは、子ども大好き‘しお’こと、塩沢節子です。自分のやりたい保育を目指し、チューリップルームを運営しています。

ここ、しつもんアラカルトは、マツダミヒロさんの魔法のしつもんがベースになっています。私も何年越しで学ばせていただいていますが、子どもたちとの実践の中でこれでよかったんだ、という安堵とさらに深めたいという気持ちがあります。過去からの続いて今、そして未来という流れです。そんな~大げさな~とどうでもいいような、私個人の想いではありますが、自分が園をやっているのでこの自分軸が大事なのです。

では、今日の本題!子どものことは子どもに聞く、食事編です。

チューリップルーム(幼児園)は1歳から6歳までの縦割り異年齢の保育をしています。地域や家庭での子ども集団がなくなった今日、必要なこととして行っています。(一歳児、二歳児は週に1回二回と時間は短いです)給食は水曜日以外はこちらで用意しています。しおが作った通称’しお弁‘です。ご飯の配膳はお当番の子どもたち(年中、年長)一緒にやります。お肉、お魚があったとして「大きいの?小さいの?」枝豆があったとして「一個?二個?」バナナとリンゴがあったとして「どっちか自分で選んで取ってね」ひとりひとり聞いての配膳です。大人はその子に聞くことは簡単ですが子どもは、聞くことも難しかったりします。お当番さんは私に、「大きいのか小さいのか聞いて!」と言われることもあります。大きいの小さいの?一個二個?バナナリンゴ?は二者択一です。選べばいいのです。とはいえ、大きい小さいの認識、数の認識、果物の名前と記憶と嗜好(笑)は、もっていないとできません。1、2歳から選ばせていきたいことですね。

そして次のステップアップとして「どのくらい?(食べられる?)」これは自分の中での経験やイメージがないと答えられません。ご飯を「いっぱい」「すこし」と入れたとしても「もっと」「あ、そんなにじゃなくて」という会話も聞こえてきます。4,5歳ながらもお互いに会話で調整するんですね。毎日一緒にいる仲間なので○ちゃんはいつもよく食べる、とかそうでないこともインプットされたうえで。

ご飯の配膳ひとつでも、たくさんの会話と質問が繰り広げられ、時間がかかります。そして大人は会話ができるできない、質問に答えられるられない、とその子の多くのことを知ることができます。それでも私が一番大切にしている心を育てる、という意味で、その様子でその表情で、その子の今の心を感じることができるのです。頭と心と体が、連携して成長する乳幼児期、見えない心を感じるためにも、ぜひ子どもに聞いてみてくださいね。

「何個食べる?」「どのくらい食べる?」って。


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