ジャム&ルイス、自身のバンドで2024年7月末初来日決定 | 吉岡正晴のソウル・サーチン

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ジャム&ルイス、自身のバンドで2024年7月末初来日決定

 

【Jam & Lewis First Ever Live Performance In Japan, To Be July 2024】

 

初来日。

 

 

元ミネアポリスのプリンスがてがけたファンク・バンド、ザ・タイムの主要メンバーで、その後プロデューサーとして数多くのヒットを放ってきたスーパー・プロデューサー、ジミー・ジャム&テリー・ルイスのバンドとしての初来日ライヴが決定した。2024年7月末から東京と大阪のビルボードライブで行われる。

 

ジャム&ルイスの2人は、2003年彼らがプロデュースしたノディーシャのデビューアルバムのプロモーションで来日、また宇多田ヒカルの1999年の「アディクテッド・トゥ・ユー」をプロデュースした際のツアーで、ゲスト的にバンドに参加したことがあるが、自身のバンドとしての来日は初めて。また、1991年2月ザ・タイムとしての来日が決まり、当初のメンバーにはジャム&ルイスの名があったが、最終的には彼らは来日しなかったということがあった。

 

これまでジャム&ルイスは、100枚以上のゴールド、プラチナム作を出し、ビルボード誌ホット100でナンバーワン曲16曲、グラミー候補23、うち5つ獲得、映画音楽にも進出しアカデミー候補にもなった。

 

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1980年代初期からローランド社のTR-808(ティーアール、エイト・オー・エイト。日本では通称ヤオヤと呼ばれたドラム・マシン。ドラム音をプログラミングで作るシンセサイザー)を駆使し、独自のサウンドを開発、いわゆる大きな動きとなる「ミネアポリス・サウンド」を生み出した。

 

これまで多数のアルバム、作品をプロデュースしてきたが、アーティストとしてのアルバムは2021年までなかった。ミネアポリスをベースに活動、プリンスに声をかけられプリンス・プロデュースのグループ「ザ・タイム」で1981年デビュー。その後1982年、ライヴを大雪で現場に行かれなくなり、穴をあけ、プリンスに解雇され、そのままグループを脱退し裏方へ。

 

 

The Time - Cool

 

https://www.youtube.com/watch?v=_Ibaf56aeew

 

ディック・グリフィーのソーラー・レコーズに入り、同社でクライマックスなどのプロデュース活動を開始、まもなくクラレンス・エイヴォントに認められ、クラレンスの持つタブー・レコーズで1983年SOSバンドの「ジャスト・トゥ・ビー・グッド・トゥ・ミー」をプロデュース、大ヒット。さらに同社でタイム時代の盟友、アレキサンダー・オニール、また、シェレールなどをプロデュース、ヒット・プロデューサーになった。

 

Klymaxx - All Turned Out (1982)

 

https://www.youtube.com/watch?v=lq9coRvO4SU

 

The S O S Band ‎ Just Be Good To Me 1983 ((Stereo))

https://www.youtube.com/watch?v=rhbvUiYROpM

 

1984年頃、自身のアルバムを作ろうとデモ・テープを作って売り込んでいたところ、それを聞いたA&MレコーズのA&Rマン(ディレクター)、ジョン・マクレインがこれを当時2枚のアルバムを出しながらもブレイクしていなかったマイケル・ジャクソンの妹、ジャネット・ジャクソンに提供してくれと言われ、そのままジャネットのプロデューサーになる。

 

こうして、1986年、ジャネット・ジャクソンの3枚目のアルバム『コントロール』をプロデュース。これが未曽有のヒットとなりスーパー・プロデューサーの地位を確立した。

 

ちなみに、このときのジャム&ルイスが自身の作品のために聞かせたのが、「ユー・キャン・ビー・マイン」とシングル大ヒットとなる「ホワット・ハヴ・ユー・ダン・フォー・ミー・レイトリー」。

 

You Can Be Mine

https://www.youtube.com/watch?v=bmtzecHHoWE

 

Janet Jackson - What Have You Done For Me Lately (Official Music Video)

https://www.youtube.com/watch?v=r9uizdKZAGE

 

以後、ジャネット作はすべてプロデュース。1991年、A&M傘下で自身のパースペクティヴ・レコーズ設立。サウンズ・オブ・ブラックネスなどを世に送り出した。

 

プリンスとともに「ミネアポリス・サウンド」を形成。2008年グラミー賞でザ・タイムが復活し、2人もステージに上がり、その後ラスヴェガスでライヴ。アルバムは2021年になってリリースされる予定だという。多くのコラボ・アーティストが参加する。

 

2021年7月、30年以上のキャリアでアーティストとして初のアルバム『ジャム&ルイス・ヴォリューム1』を出した。

 

ジャム&ルイス待望のデビュー・アルバム、2021年7月9日全米発売へ

2021年6月9日

https://note.com/ebs/n/n1e24611191a2

 

 

JAM & LEWIS, VOLUME ONE

JAM & LEWIS (アーティスト)  形式: CD

¥1,810¥1,810 税込 2021/7/9

https://amzn.to/3JznyrM

 

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インタヴュー。

 

ジャム&ルイスの2人には1986年6月、ミネアポリスのフライトタイム・プロダクションのスタジオで日本人として初めてインタヴューした。その後、2003年ノディーシャのプロモーションで来日したときに再会した。先方は覚えてないと思うが…。

 

2人がインタヴューに揃うと、だいたいしゃべるのは、ジミー・ジャムのほうで、テリー・ルイスはそれにうなづいている感じ。もちろん、話を振ればテリーも答えてくれるが、スポークスマン的にはジミーのほうがよくしゃべる。

 

彼らを見ると、同じプロデューサー・チームでフィラデルフィア・サウンドを牽引したギャンブル&ハフを思わせる。ギャンブル&ハフも、ギャンブルのほうがよくしゃべり、ハフはどちらかというと無口な職人気質なイメージだ。

 

それにしても、タブー・レコーズ時代のSOSバンドから、アレグザンダー・オニール、シェレール、そして、ジャネット・ジャクソンのすべて、ヒューマン・リーグなどのワンショット的なもの、ジョニー・ギル、「テンダー・ラヴ」などスーパーヒット、ボーイズ・トゥ・メンなどなどヒット数は計り知れない。1980年代、1990年代のいわゆる「ブラック・コンテンポラリー」を代表するプロデューサー・チームだ。

 

メドレーにしたところで、どんなにやっても30曲がいいところだろう。果たして、ジャム&ルイスのベスト・ヒット集ライヴになることはまちがいない。

 

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『ディスコ・サーチン』イン『レディオ・ディスコ』で話題紹介

 

今週(2024年4月27日)『レディオ・ディスコ』内「ディスコ・サーチン #084』で、プリンスのドキュメンタリー映画『プリンス ビューティフル ストレンジ』とともに、ジャム&ルイス来日決定の話題を取り上げます

 

番組放送時間 2024年4月27日(土)15時~17時40分、「ディスコ・サーチン」は15時半。

放送局 東京 インターFM89.7mhz

ラジコ https://radiko.jp/#!/live/INT

出演 DJオッシー、サヨコ

 

 

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■ライヴ概要

 

ライヴ名 ジミー・ジャム&テリー・ルイス・ライヴ

会場 ビルボードライブ東京

東京都港区赤坂9丁目7−4 東京ミッドタウン ガーデンテラス 4F

03-3405-1133

日程

Open / Start

2024/7/28(Sun)1st Stage Open 16:30 Start 17:30 / 2nd Stage Open 19:30 Start 20:30

 

7/29(Mon)1st Stage Open 16:30 Start 17:30 / 2nd Stage Open 19:30 Start 20:30

 

7/30(Tue)1st Stage Open 16:30 Start 17:30 / 2nd Stage Open 19:30 Start 20:30

 

Price

Service Area : ¥20,000 (8)  / Casual Area : ¥20,000 (7)

 

※カッコ内の数字はコーポレートチケット枚数

 

WEB購入限定

 

チケットは、BBL会員・法人会員が 5/15(Wed)12:00 受付開始、ゲストメンバー:は5/22(Wed)12:00 受付開始。

 

 

■アーティストについて (ビルボードライブ・サイトより)

 

Jimmy Jam & Terry Lewis

ジミー・ジャム&テリー・ルイス

 

グラミー賞を5度受賞し、80年代&90年代R&Bシーンを席巻したソングライティング&プロデュース・デュオ、Jimmy Jam & Terry Lewisが遂にビルボードライブで待望の初来日公演を開催決定! 50年にわたるキャリアの中で築いてきたその輝かしい功績で、音楽業界においてレジェンダリー・アイコンとしても君臨する彼らは、プリンス、マイケル・ジャクソン、メアリー・J・ブライジ、宇多田ヒカル、ビヨンセ、マライア・キャリー、ジャネット・ジャクソンなど、錚々たるアーティストと共にナンバーワン・ヒットを連発。ゴールド、プラチナ、ダイヤモンドのステータスに達する100枚以上のアルバムとシングルを作曲、プロデュースし、全世界での総売上は1億枚を超える。現在までにチャート史上、他のどのソングライター/プロデュース・チームよりも多くのビルボード1位を獲得し、グラミー賞史上最多のプロデューサー・オブ・ザ・イヤー受賞者となっている。また、アカデミー賞やゴールデン・グローブ賞にもノミネートされ、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェームの星を獲得。そしてその素晴らしい音楽性で2017年にソングライターズ・ホール・オブ・フェーム入り、続いて2022年にはロックの殿堂入りを果たした。さらには満を持してリリースした、自身名義初のフル・アルバム『Jam & Lewis Vol 1』と共に現代音楽を更新。史上No.1のソングライター/プロデュース・チームとして現代音楽の歴史を塗り替え続けている彼らを、親密なクラブ空間で見ることのできるこの貴重すぎる機会は、世界中の音楽ファンが羨むプレミアム・ステージとなるだろう。

 

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※本公演はClub BBL会員、および一般販売をWEB受付のみ実施いたします。

※法人会員は電話にてご予約承ります。

 

Ticket Information

BBL会員・法人会員: 5/15(Wed)12:00 受付開始

ゲストメンバー: 5/22(Wed)12:00 受付開始

 

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ジャム&ルイス・オフィシャル・サイト

 

https://www.jamlewis.com/

 

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大阪ビルボードライブ公演

 

http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=14968&shop=2

 

Open / Start

8/1(Thu)1st Stage Open 16:30 Start 17:30 / 2nd Stage Open 19:30 Start 20:30

 

Price

Service Area : ¥20,000 (8)  / Casual Area : ¥20,000 (7)

 

※カッコ内の数字はコーポレートチケット枚数

 

BBL会員・法人会員: 5/15(Wed)12:00 受付開始

ゲストメンバー: 5/22(Wed)12:00 受付開始

 

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ENT>LIVE>Jimmy Jam & Terry Lewis