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「欧州の農業はなぜ発展したのか。欧州の顛末」(前半)三橋貴明 AJER2024.2.6<br>

  

令和の政策ピボット呼びかけ人に「独身研究家 荒川和久先生」が加わって頂けました。

 

【完全解説】突如増加した、半導体ビジネスは日本復活の起爆剤になるのか?[三橋TV第826回] 三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/3WuQDBJvhtM

 

 なかなか興味深い現象であり、もしかしたら日本史のエポックメイキングになる可能性もあるため、本件を記録しておこうと思います。


 元々は、
「安倍派(後に他の派閥にも波及)の国会議員が派閥のパーティ券を販売し、ノルマを超える販売ができた際に、超過分をキックバック受け(ここまでは合法)、政治資金収支報告書に記載していなかった(これが違法)
 という問題でした。


 別に、パーティ券を販売し、キックバックを受けたとして、収支報告書に記載していれば何の問題もなかったのです。


 ところが、その「入り」を記載していないとなると、どこに「出したのか?」という問題になってしまう。票を買える団体なのか? あるいは、派閥のお偉いさんなのか? いずれにせよ、ガチでアウトな「支出先」を想像されても仕方がないです。


「どこにも支出していない。銀行預金にしていただけだ」
 となると、今度は「脱税」になります。雑収入として確定申告し、税金を支払わなければならない。というか、一般の国民は、確実にそうなります。


 ところが、「不記載は脱税ではないのか?」という野党の指摘に対し、鈴木財務大臣が、
「疑義が持たれた政治家が政治責任を果たす、そういう観点から(議員個人が納税をするかどうか)判断されるべきものであると思う」
 と答弁してしまったことから、たまたま確定申告のタイミングであったこともあり、「#確定申告ボイコット」が始まったわけです。


 いや、納税するかどうかって、個人の判断に任されていたの? という話。

 

 というか、別に煽りなしで疑問に思っているんだけど、鈴木財務大臣を初めとする財務省勢力は「バカ」なのか?

 

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皇統論第六十一回「祇園精舎の鐘の声」、歴史時事第六十一回「三帝会戦」が配信になりました。
https://keiseiron-kenkyujo.jp/apply/
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「#確定申告ボイコット」10万件に押され…鈴木俊一財務相が発言修正 「国民も議員も正しく申告を」
 自民党派閥の政治資金パーティーで受け取った裏金の税務処理を巡る自身の発言に批判が集まっていることを受け、鈴木俊一財務相は26日の衆院予算委員会で「国民であれ国会議員であれ、収入や経費を正しく計算し、所得が発生した場合には申告して頂く」と述べ、発言を修正した。
 問題となっているのは鈴木氏が22日の衆院予算委で、裏金を受け取った議員は所得として納税することになるかを問われた際に「疑義が持たれた政治家が政治責任を果たす、そういう観点から(議員個人が納税をするかどうか)判断されるべきものであると思う」と述べた答弁。納税は憲法で国民の義務と明記されている。にもかかわらず、答弁は政治家だけが納税を個人の判断でできるともとれ、特別扱いだとして、交流サイト(SNS)で「納税は個人の自由だったのか」などと批判が広がった。(後略)』

 小泉今日子さんが、24日のJwave「TOKYO M.A.A.D SPIN」で、
シーズン的には、はあ…確定申告バカらしいっていう気分です。やめてほしい。ちゃんと納税してから、こっちに納税しろって言えって思う」
 と、語りましたが、正直、わたくしも確定申告するのが嫌で嫌でたまらない。


「税は財源ではない」
 云々の問題以前に、「こんな連中」で構成されている日本政府に自分の所得の一部(というか、私の場合は住民税入れると過半数)を奪われるのに耐えられない。


 もちろん、最終的には確定申告するでしょうが、この「議員個人の納税は自身の判断」に確定申告のタイミングが重なったことで、自民党や内閣に対する支持率は一気に凋落することになりました。


 現在の日本で起きているのは、特定の「誰か」に対する批判ではない。


 納税システムを含めた「国家のシステム」に対する不信なのです(無理もないですが)。


 今後、日本の政界は荒れに荒れることになるのでしょうが、その「後」に、少しでもマシな政権を誕生させるべく、努力をしていきたいと思います。こういう時期は、「革命政党(現在の日本では維新)」がのし上がるのが、歴史的なパターンです。


 それは、嫌だわ。
 

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