発声練習で上手くなる、ヴァイオリン | ヴァイオリンへの身体作り

発声練習で上手くなる、ヴァイオリン

あるヴァイオリニストが、講義をするのが苦手で話し方教室に通ったと話していました。

そのお教室では先生に『ヴァイオリンを弾くように話せばよい』とアドバイスされて、
その場で本当にヴァイオリンの弾き真似をしながら話したんですって!

彼女はヴァイオリンのときはいい身体だから、発声のときも その身体にすればいい。


このアドバイスは理に叶っています。まず、よいヴァイオリンの手の形は、重心が下がり呼吸が深くなり、身体は楽になるのです。
これは武術とも通じているようです。



さて、この話題は大変興味深くありませんか。
アマチュア奏者も同じこと。
そう、逆の発想で、まず発声練習してよい身体を感じてみればいいのです。

私のクラスでは『あいうえお』の発声をしながら身体をタッピングし、身体の内側からほぐしていきます。
そして次に、発声の力を借りて 径絡(エネルギーの通り道)を活性化させていきます。

ご自身で身体がよくわかるようになり、力を楽にコントロールできるようになっていきます。