肩凝りの原因 | ヴァイオリンへの身体作り

肩凝りの原因

もう何十年も前の話ですが、風邪をひいて病院に行きましたら、主治医にこう一喝されました。(笑)
『(ヴァイオリンの)名人は肩凝らんじゃろが!』
『肩凝り』の原因はいろいろ言われています。
『腸が悪いときに肩凝りが起こる』
『歯の噛み合わせが悪くても肩が凝る』
『親指の使いすぎでも凝ります』
『頭を俯いた姿勢も凝ります』
『日本人は凝ります』
(笑)
しかし、
『ヴァイオリンは肩が凝っても仕方ない』
と言うのは、間違いです。
ヴァイオリンに限りませんが、身体を動かしているのに凝ると言うことは、少なくとも、身体の使い方が間違っているからです。
精神面からも来るでしょう。
あるコンサートマスターの方が、『左肩が凝ってしまいます』と訴えていました。
オーケストラの団員の“気”を、身体の左側で受けるのでしょうね。
私も、1日に10数名もレッスンすると、さすがに背中から首、肩にかけて凝ります。
生徒の“気”を背負ってしまうのでしょうね。
そんなときは、もう自分の練習はお預けです。
自宅で丁寧に身体をほぐします。
それでも足りなくて、温泉に出掛ける日もあれば、一時間かけてゆっくりヨガを行う日もあります。
翌日に持ち越さないように、気をつけなくてはなりません。
また、凝りは風邪の前兆でもあります。
ほぐし方を知っているだけでも、助かるなぁと思っています。
みなさんも、同じです。
身体の違和感がすぐに感じられるように、まず身体感覚が敏感になれたら、早く対処できます。
肩が凝ること自体は、ほぐせば直りますが
まずは、なぜ身体が凝っているのか、原因が何となくでもわかるようになりましょう。
もし身体使いが悪くて肩が凝るならば、正しい身体使いを学べばよいのです。
単純なことです。大切なのは、凝ったら必ずほぐすこと。
凝りを溜めないようにしましょう。
整体やマッサージなどに通うことでやっとほぐれるようでは間に合いません。ご自分で 身体と対話しながら いつも、まず自分でほぐすようにしていきましょう。
そのための体操やストレッチ、セルフマッサージ、セルフ整体でしたら、たくさんご紹介していますので
どうぞお気軽に講座にいらしてください。