バッハ無伴奏ソナタの分析
近年、ヴァイオリンを習う子供が低年齢化している
と、言われますが
最近の中学生はすごいですね。
先日行われた、学生コンクールの全国大会も凄かったですが、
今日は、バッハの無伴奏ソナタの分析を習いたいという中学生が来ました。
音楽理論も、どの程度習っているのかもわかりませんから
こちらも手探りです。
まずは、楽章のそれぞれの小節数を数えます。
Adagioは22小節あります。22小節をどう構成しているか、さっと見ます。
次に、原譜の読み方。
筆跡診断的に言うと、等間隔の高い楽譜。かなり心身安定している筆跡です。
感情的に書いている線はありません。
直線と曲線には意味がある。これは、意図的にニュアンスを書いてます。
それから、音符のハタの付き方が、なんか変でしょう?
これは、声部を書き分けてます。
原譜の見方のコツが掴めたら、原譜をみながら
4声体に直して書いてみよう。
これは私が例に書きました。
モチーフのリズムには『R』と入れておきます。
あとで、このRが変化していきます。
転調を一通り説明すると
中学生は「自分でもやってみます」と。
偉いですね!
そして、次の楽章のフーガも分析習いたい、と。
偉いですね!
このブログでも、次はフーガの分析をアップしてみます。