何が、どうなれば、施術を終わりにしていいのか?
「まだ痛いです…」と言われたら、予約の時間をオーバーして施術してしまい、それでも終わりが見えない…
なんて事を聞いたりします。
施術の終わり、目的地が設定されていないと
どうなれば施術が終わりかが判断できない。
ぼくはクライアントさんに
「今日はココを目指しましょう!」
と、施術します。
目指したところまで到達したら終わり。
●痛み
●ゆがみ
などの症状ではなくて
"何故、それが起きているのか?"
という、「原因」を取る事に意識を向けてもらいます。
痛みやゆがみを取っても、原因が残っていれば、すぐに元に戻るし
そもそも原因が残っていれば痛みやゆがみ取れないでしょう。
簡単な例を挙げると
『あなたの腰痛は、肝臓機能異常で起こっています。これを治すには、お腹張っているのを取らないといけない。』
腰痛を取る…という意識から、お腹の張りを取る・肝臓を良くしないといけない…という原因解決の意識に変えてもらいます。
『ここと、そこと、あそこをどんな風に整えると、お腹の張りがなくなって、腰痛の引き金がおさまってくれます。まず、それを目指しましょう!』
目指すポイントを明確にして、一緒にゴールを目指します。
途中経過で、どこまで改善してきている…というのを見た目や体感で確認してもらう。
これが慣れてくれば、どこが施術の終わりなのかを明確にできます。
まぁ、これはぼくのやり方なので、人それぞれ目的の付け方は違うと思います。
ひとつの参考例として見ておいてください。
そして、ご自身のやり方を作り上げてください。