「それってパクリじゃないですか？」の撮影が無事に終わり、今は来月スタートの「湯遊ワンダーランド」の撮影に入っている。まだ4日しかたってないのに、初日が1ヶ月くらい前に感じるのは何故だろう。家に帰って、1日を振り返りながら色々話をしていたら、「なんか、きつこ(湯遊〜の主人公)っぽくなってきたね」と夫に笑われた。え、そうなのか？
今回、主人公の漫画家の女性を演じさせていただいているのだが、やっぱり真ん中にいないと見えない景色があるものだなぁ。脇にいたら気にならないことも、真ん中に立つと、ものすごく気になる不思議。やっぱり役者って孤独だなぁと、改めて実感するのでした。撮影までの準備も、実際に撮影に向かう緊張もストレスも、芝居で繰り返し涙を流したりすることも、全て私達の仕事だから、もちろん全力でやるんだけど、でもそれは人間がやってるわけだから、機械のようにはいかない。感情が伴うから、色々と複雑なのである。面白さと共に引き換えにしているものが沢山あるなーと、セッティング中の現場をぼんやり眺めながら思うのでした。
このドラマの世界ならではの自由さを、面白がって過ごしたい。まだ4日しかたってないけど、「きつこ」が可愛くて、演じるのがとても楽しい。(可愛いの概念は人それぞれですが) さて、どんなドラマになるのでしょうか。この1ヶ月を無事に生き延びて、良い夏を迎えられますように。
