こんにちは、tonoです。

最近日本では、災害が続いています。
台風による被害、又、平成30年北海道胆振東部地震の被害に遭われた方々には、心よりお見舞い申し上げます。

私が8月5日にバンコクより帰国し、約一カ月の間に、大きな台風が二つ日本列島を襲い、その後大地震と、一体なぜこんなに災害が続くのか。。。そんな事を考えずにはいられません。

でも、このタイミングでの帰国にも、きっと意味があると思っていて、もしもの事態に備える事と、もし避難生活になった時に、自分が皆の為に何ができるかを考える機会をもらっている様に感じています。


きっと、あゆみ先生とヨガに出会っていなければ、こんな風に考える事は出来なかったと思います。
今を生きる事の大切さを教えて頂いた、出逢いに感謝しています。


あゆみ先生と出会った頃、私はというと、まだ起こってもいない未来に不安を募らせ、悶々と頭で考え、明日への希望も生きる目的も見出せず、カズノコさんを愛する事も出来ず、子供にあたり、そのうち感じたり、考えたりするのも億劫になり、ただただ呼吸しているだけの、生きた屍、、、、


今、こう思い起こして書いてみると、かなり陰でした。

私がヨガのティーチャートレーニング(以下TT)を始めて、初めてのヨガの模擬レッスンの頃、先生に、tonoはあのまま行っていたら、危なかったよ〜。思考が止まってた。
と言われた事があります。
いわゆる、鬱になる寸前であったという事です。


そんな私が、今現在、こうして今を生きる事が出来ている!
そのお話の続きを、今回も綴っていきますね。


私があゆみ先生のヨガの通常レッスンに通い出した頃、いつも先生が私に掛けていた言葉。それは、

眉間のシワをとって〜〜。
口の中柔らかく〜〜。

と言うインストラクションでした。
そう!私は、いつも眉間にシワが寄りまくり、歯を食いしばって、ヨガをやっていた様なのです。

歯の食いしばりは、骨盤内炎症疾患(以前の光への階段を参照して下さいね!)になった後から、夜寝ている時にギューっと喰いしばる様になり、歯がすり減ったり、欠けてしまったりしたので、マウスピースをはめて寝ていましたので、自分でも自覚がありました。

先生に口の中柔らかく〜。

と言われると、欠伸をしてみたり、大きく口を開いたりして、食いしばりを取ろうとしましたが、なかなか上手くとれませんでした。


眉間のシワに関しては、私には自覚が全くありませんでした。そして先生に言われても、触れられても、眉間のシワを取る事も出来ませんでした。

後にTT同期のNちゃんが、私に初めて会った時、私の表情が怖すぎて、この子とは友達になれないかも〜!と感じたと言われた事があります。
Nちゃんがその様に感じるくらい、眉間にシワを寄せて、ガンを飛ばしまくって、ヨガをしていた私。

正直、体が超硬い私は、ヨガなんて合わない!という気持ちがありましたし、ヨガをやった日はいつもより寝れる気もするけれど、気持ちよかったと感じた事は、この頃はありませんでした。


先生の通常レッスンに通い出して1ヶ月後くらいだったと思います。バンコクの中心部で、爆弾事件が起こります。

この時、被害にあった邦人の方が、知り合いの知り合いの方で、夜、ラインにその方の容態などの情報が入って来たりしていました。
まだ意識が戻らないという内容で、私はとても心配でした。
そして、外国に住むという事は、こういう危険と隣り合わせなのだと感じて、自分の身は自分で守らなければ!という思いと、じゃあ、子供はどうやって守ればいいのか。スクールバスで通う娘達を守るのは、不可能ではないかという思いなどが、ずっと頭を駆け巡ってました。

その事件のあった翌朝。

起きてみると、私の体はおかしなくらいに固まってました。
肩が上がりっぱなしで下がらず、背中は老人の様に丸まり、首も動かせず、腕も一生懸命に動かさなくては、動きませんでした。
正直言って、背中丸めて立っているのがやっとでした。

朝、カズノコさんにコレを伝えたところ、子供達のお弁当の手伝いをしてくれる訳もなく、オレは休めないから!病院行ってきたら!と、サラッと言われた記憶があります。

なんとか子供達を送り出し、どこか整体がないかと、調べてみました。来タイしたばかりだったので、どこが良いのかも分からず、私は保険診療もできるという、◯クリニックに電話をしました。しかし誰も出ず、留守電を残しても、連絡が無かったので、なんらかの休みだったのかもしれません。

どうしたものかな。。。と考えていた時、この日は丁度週一回の、あゆみ先生のヨガレッスンの日だという事を思い出し、何故だか私はカチカチの体なのに、ヨガレッスンへと向かったのです。

結果、自分の出来る範囲でレッスンを受けましたが、カチカチが治る事はありませんでした。


でも、レッスン場所へ向かい、先生に今日朝起きたら、体がこんなになってしまっていてと伝えたところ、

何があったの⁉︎どうしたの⁉︎

と、とても心配して下さり、レッスン中に私に寄り添って、背中をさすってくれたり、アロマを使ってくれたり、他の生徒さんもみえるのに、なんだか私だけ申し訳ないなぁ〜と思うくらい、色々な事を試して下さっているのが分かりました。

この、さすってもらって、大丈夫?と声をかけてもらった事は今でも忘れられません。
多分私は、頼る人のいないバンコクで、こうやって寄り添って、声をかけて欲しかったんだと思います。だって、家族の誰も大丈夫?って言ってくれなかったのですから。。。
先生の一言に、少し涙したのを覚えています。

その後、知り合いのTT2期生だったでしょうか。。。その方が私の不調を知り、先生が、ここの整体に行った事があるという話をしていた事を教えて下さいました。

先生が行かれた事があるのなら行ってみようかなと、私はすがる思いで、すぐに連絡をしました。
そこは、ゆらし整体というところで、無痛で施術するというものでした。
多分ツボのようなポイントを押さえながら、手や足をゆらゆら〜と揺らします。

その時ゆらし整体の先生が、力を抜いて〜と言うのですが、やはり私は眉間のシワと同じで、上手く抜く事が出来ませんでした。

何があったの??

と、聞かれましたが、私には思い当たる節がありません。
でもゆらし整体の先生は、記憶を一つ一つ辿るように、私の日常生活のたわいない事を聞き出していきました。
私が何を話したか、記憶が正直ありませんが、整体の先生に

頑張らなくて良いよ。頑張っちゃダメだよ。
頑張り過ぎて、力の抜き方を忘れちゃったんだね。

と言われた時、私はハッとしました!

そうだよ、、、私、、、
力の抜き方が分からない。。
力が抜けない。。。
いったいいつから、こんな事に。。。

爆弾事件?
バンコクに来てから⁇
いや日本で病気になってから???


…ゆらし整体に五回通い、少しづつ良くなった私。
でも、又1ヶ月ほどすると、背中、腰が痛くなり、又ゆらし整体へ通う。➡︎良くなる。➡︎又悪くなり整体へ。

ゆらし整体の先生に、ヨガも無理しちゃいけない。無理なポーズをとると、又力が入っちゃうからね。と言われた事もあり、眉間のシワも、食いしばりもとれず、ヨガも自分に合ってるのだか、合っていないんだか、よく分からないなぁ〜という気持ちが増えていきました。

そんな日々を半年程過ごし、翌年の四月から、トト子ちゃんの幼稚園の仕事が増えたのを機に、私はヨガレッスンへ行かなくなりました。

そして、ヨガレッスンへ行かなくなって1年後。。。

私は、あんなに抜けなかった身体中の力が、一挙に抜ける体験をします。
そして、力の抜けなかった理由を知る事となるのでした。