インターネットを活用した選挙活動について

題記について賛同の意見がネット上では多数を占めているようです。私自身もあえて否定は致しませんが、多少の危惧を持っています。

(1) ネットが万能と思っているのであれば、それは間違いです。ツールの一つです。

(2) 国会議員の参加する会合がネット中継されていることがあり、専門用語は分かりませんが画面上にコメントが流れていますが、匿名のその場限りの意見であり、あまり良いものとは思えません。それを討論中に見て、笑ったりしている国会議員も、どうかと思います。情けない。

(3) 選挙活動に利用するのであれば、匿名禁止でお願いします。今のマスコミにも言えることですが、言いっぱなしで何の責任も持たない意見が多すぎます。ネットに書き込めば文章として残り、それ相応の影響力があることを認識すべきです。

(4) ネット選挙解禁に全面的に反対を表明する訳ではありませんが、なぜ、今まで解禁されていなかったのか、その理由は何か、今回は何故今までの欠点を克服して解禁に至ったのか、をしっかりと説明してもらいたい。このままでは、流れ、いや流行にそってなし崩し的に解禁に至ったとしか思えません。

(5) ネット投票は、今の時点では不可能です。

古臭い意見かもしれませんが、間接民主主義を継続させていくためにも大きな課題であると思います。