東京の山手線新大久保駅の「警鐘」だけは、未だに昔と変わらない。

勿論、あの警鐘を耳にする駅は探せばあるだろうが、なかなか東京都23区内で、あの鐘の音を聞くことはできない。

あの警鐘を耳にすると、心理的に焦り利用客が駆け込み乗車をしてしまいがちであると鉄道会社は考え、約20年程前から警鐘音ではなく、音楽のメロディーへと移行していった。

まるで、携帯電話の着信音が呼出音から「着メロ」に移行していったように。

新大久保駅はホームの幅が非常に狭く危険ではあるが、できれば街の景観の一つとして、あの「警鐘」は残してほしいものである。