原宏之によると、バブル文化とは「86~91年ごろの好景気を背景とした大衆文化」だという。

バブル文化について、原宏之は「メディアの指南を頼りに誰もが分かるブランド品に殺到する。バブル文化にはある種の貧しさがつきまとった。ただ、狭量な空気があふれる今より、寛容さが社会にあった。だから当時の社会と文化を人は懐かしく思うのでは」と話す。

バブル時代の携帯電話(1987年2月)


品位のない人や教養のない人までもがカネを持ち始めたからこそ、バブルは崩壊してしまったのだろう。
「ある種の貧しさ」とは、品位や教養の欠落を指すのだと思う。


参考文献
[1] 赤田康和「今ウケるバブル文化」朝日新聞(2017年5月14日)