東レ経営研究所・渥美由喜によれば、以下の項目に該当する男性は、実は「なんちゃってイクメン」だと言う。

□ オムツ替えはするけど、うんち(特に下痢)の時はNG
□ 子どもの身長と体重、靴のサイズがパッと出てこない
□ 子どもの症状に応じた、かかりつけの病院を知らない
□ 子育てグッズの機能性や価格よりも、見栄えにこだわりたい
□ 育児に費やす時間を他のパパと比べて自慢するが、妻と比べることはない


2016年に国内で生まれた日本人の子どもの数は97万6979人で、年間の出生数で初めて100万人の大台を割り込んだ。


不思議なもので、子どもが毎年200万人生まれていた時代に「イクメン」なんて言葉はなかった。
文明の力や行政のお陰で、育児は年々楽になっているはずなのに、あたかも育児が大変だと話題にする人を見ると、それが「なんちゃって育児」に見えてしまう。


参考文献
[1] 毛利光耀「自己満イクメン 妻は興ざめ」朝日新聞(2017年6月3日)
[2] 西村圭史「出生数、初の100万人割れ   昨年出生率1.44  2年ぶり微減」朝日新聞(2017年6月3日)