コロナ禍が明けるのは、早くても2023年頃ではないだろうか。
3度目の緊急事態宣言発令下、東大副学長・林香里は朝日新聞(2021年4月29日)にてブルームバーグを引用しながら次のように述べている。

以下、引用
ワクチンが人口の75%に行き渡り、ある程度の集団免疫に達するためには、現在のペースでいくと、
アメリカはあと3ヶ月、
ドイツは6ヶ月、
韓国は21ヶ月、
オーストラリアは2.2年を要するところ、
日本は3.8年かかる試算だ。
(※〔1〕, 〔2〕)


それでは、今現在のワクチン接種のスピードが2倍になったとしても、日本は2年かかることになる。それまでに新たな変異株の台頭も予測されるため、収束はもっと先になるだろう。

今後、政府は緊急事態宣言を中長期的に行うべきである。現状は、発令と解除の繰り返しで感染者数は減るどころか、変異株の増加をもたらしてしまっている。



※参考文献
〔1〕林香里「中立・公平とは 怒り・悲しみ 集めて共有を」朝日新聞(2021年4月29日)


〔2〕Tom Randall "More than 1.06 Billion Shots Given: Covid-19 Tracker" Bloomberg (28 April, 2021)