この議員の動画についての記事もありましたが、動画の彼女の説明の方がわかりやすいので動画を全文翻訳しました。

 

ドイツのEU議員の彼女はEUについて言及していますが、日本の方の場合はEUのような上位組織はないので、日本政府と置き換えて考えられるとわかりやすいかもしれません。

 

つまり、WHO加盟国の日本政府は、パンデミック条約によって日本国民が持つ決定権を奪い取ってWHOに丸ごと手渡す、ということです。

 

国家主権も国民主権も、風前の灯火ですね。

 

 

パンデミック条約でWHOに市民権を譲渡しようとしているEU

The EU Seeks to Sign Away Civil Rights to the WHO

 

 

 

ドイツ欧州議会議員クリスティン・アンダーソン女史がEU委員会に提出した質問状:リンク

EU委員会からの回答文:リンク

 

 

【動画の内容】
市民の権利をWHOに手渡そうとしているEU

 

 

親愛なる市民の皆様へ

 

 

 

最近お伝えした通り、3月1日から超政府間交渉グループが構想の日程を決めるため、そしてWHOと加盟国の間の契約を新しく形成するという違法行為を話し合うために会合を開いています。

 

このような条約は、実質上、パンデミックが起きた場合に加盟国の政府としての権力をWHOに手渡すことが目的です。 

 

この条約は、各国家の政府や国会の関与も、問い合わせもないままに締結されることになります。

 

皆様、つまりこれは民主主義の基本原則である国民の主権がとうとう、完全に無視されるということです。

 

WHOは、民主主義的な選出(選挙)に従っていないメンバーで構成されています。WHOの意思決定者は、あなた方に指示を出す権限を持っていますが、皆さんに対する政治的な責任を負わない立場にあります。

 

(条約締結がされた場合)市民としての皆さんは、自分が信用を与える人物に、基本的な権利を行使することで政治的な影響を与えることができなくなります。

 

最近、民主主義は退廃の一歩を辿っています。

 

そこで私は、EU委員会に質問状を提出し、書面による回答を求めました。

 

EU委員会への質問の内容は次の通りです。

 

(条約の締結により)
・民主主義原則がどれだけ保障されることになるのか

 

・選出された代表者(議員)の政治的な責任が維持されることになるのか

 

・市民が選挙で選ばれてもいないメンバーの自由裁量の対象にならず、ここ(EU委員会)でさらに脱民主主義化はさらに進展しない保証はあるのか

 

 

数時間前、EUから届いた答えは短く明確でした。「保障はまったくない」ということでした。

 

その回答では市民や民主主義、人民による統治や政治的責任などの言葉さえ、一切触れられていませんでした。

 

 

そういった文言で答えてくれていたら、EU委員会は市民の信頼を尊重することができていたはずです。そしてテレグラムで言われているような、「これは新世界秩序(NWO)だ!」、「WHOの名前を借りた世界政府にすぎない!」、という意見などはフェイクニュースや陰謀論にすぎない、と明らかにできたはずです。

 

保障さえしてくれれば、民主主義的な意志決定のプロセスは維持できたはずです。


委員会の答えは至ってシンプルで、「市民の意見を無視せず、市民を不安にさせないことは、とても重要なことだ」というものでしたが、実際には彼らはそういったことは重要視していません。

 

WHOの規約の前文を参照すると、「偉大なるWHO」についての広範かつ詳細な「あれこれ」が書かれ、その後に、EU委員会がEU諸国のために交渉者としてどのような「認可の根拠」に基づいて行動するかが説明されています。

 

(回答文の)最後の文章で、EU委員会は、新しいWHOの制度を準備する作業において、「関連する利害関係者」との協力を確保することを教えてくれました。

 

「関連する利害関係者」とはいったい、誰なんでしょう?私にはまったくわかりません。

 

EU委員会は常に市民の利益のために行動していることを示唆するために、どこかに「市民」という言葉をはめ込むことができる場合はほとんど、後回しにしています。
つまり、あなた方市民は、(WHOのパンデミック条約について)まったく重要視されていない、ということです!

 

 

 

 

(動画ここまで)

 

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【コメント】

 

私はEUという組織がすでに、国家主権を奪うシステムと考えており、そのためイギリスのEU離脱には賛成でした。

 

 

 

 

ただ実際には、一部の欧米国家は他国の主権などを完全に無視し、他国の意思決定を勝手に代行したり、自国の利益のために圧力をかけるのが当然とでもいう立場を取っており、こういった国がWHOや国連などの国際機関でも勝手にリーダーのように仕切っています。誰が権限を与えたわけでもないんですけどね。

 

コロナの件についても、特に「コロナの被害が大きかった国」ほど「自称世界の警察」気取りで他国の干渉を平気で行い、市民の権利は根拠のない理由で奪い取る一方です。

 

コロナのパンデミックでは市民の自由が大きく奪われましたが、WHOのパンデミック条約はそれを完全に奪い取るもので、アンダーソンさんの言う通り、民主主義的なプロセス(選挙)をまったく通らずに作られているものです。

 

つまり、市民からの信用をまったく得ていないどこの誰かわからない人たちが、コロナを言い訳にして勝手にこそこそと世界中の市民を自由にコントロールしようとしている、ということです。

 

(とはいえ、「選挙を通じて選ばれたから民主主義」という考え方自体も、メディアの偏向報道や不正選挙の横行や資金のある者がより有利に選挙活動をできるなどを考えるとあまり確実なものとも思えませんが、WHOが支配する世界よりはよほど民主主義に近いものです)