夏休みに、コロナが始まってから初めて、インドに移住した友人L君がイギリスに帰ってきて久しぶりに会うことができました。

 

この友人はイギリス(夏)でも裸足で過ごすことが多いのですが、その彼からグラウンディング(裸足で外の地面に触れること)についてとても面白い話を聞きました。

 

グラウンディングで足の裏が地面などに触れる際、足の裏から微量のバクテリアなどが吸収されるため、そういったバクテリアなどに対する免疫が自然に構築される、という話でした。従来のワクチンが機能するメカニズムと同じようですね。

 

これまで、グラウンディングについては色々と調べていましたが、これは初耳でした。

 

過去の記事ですが、グラウンディングによって、このように「目に見えて」炎症(痛み)を抑えることができる、怪我の回復が早まるなどの効果があることも確認されています。

 

 

 

残念ながら、L君のいうバクテリアの微量吸収によって「免疫力アップ」についての詳しい情報を探してみましたが見つかりませんでした。でもたしかに、経皮吸収(皮膚から物質を体内に吸収する機構)を考えるとありえない話でもありません。

 

 

(出典:経皮吸収【40】

 

 

しかし具体的な機構についての説明はないものの、一般的な「グラウンディングによる健康効果一覧」にはよく、免疫力アップも挙げられています。

 

★裸足ならどこでもいいの?

 

正しく接地するための表面とは?
    アースを取るのに適した表面は以下の通りです。
        砂(ビーチ)
        芝生(湿っているのが望ましい)
        裸の土
        コンクリートやレンガ(ペンキやシールで覆われていないもの)
        セラミックタイル

    次のような表面は接地には該当しません。
        アスファルト
        木材
        ゴムとプラスチック
        ビニール
        タールまたはターマック (出典:リンク

 

☛たしかに湿った地面や、芝生の上に足をのせた時の体感は、道路を裸足で歩くのとはまったく違いますよね!地球の電気と足の裏が繋がれるかどうかの違いでしょう。

 

個人的には、体感レベルでは川などの水に足を入れるのが一番「手っ取り早い」感じもしますが、これもアーシングになるのかは不明です。

 

 

★グラウンディングで血液がさらさらに?

 

この件について調べていた際、別のおもしろい情報を見つけました。なんと、グラウンディングするだけで血液がさらさらになることが、実際の血液観察から明らかになったというものです。

 

 

 

 

グラウンディングの効果を最も劇的に示すもののひとつが、血液への影響である。

右は、3人の被験者から採取した血液の暗視野顕微鏡画像で、グラウンディングをする前と40分接地した後のものである。
左が接地前、右が接地後の画像。 血球が劇的に薄くなり、結合が解除されているのがよくわかる。
この血液サンプルは、Dr. Stephen Sinatra MDによるグラウンディングの研究中に採取されたものだ。(出典:リンク

 

 

 

次の映像は、被験者に対して行われた同様の血液検査の結果を、アメリカの健康専門家として有名なデビッド・ウルフ氏がセミナーで発表しているものです(2010年の映像)。

 

 

 

コロナ禍から、時折このような血液観察の資料が使われているのを見かけましたし、見ただけでもご理解いただける方も多いかと思います。そうでなくても、少なくとも劇的な変化があることはおわかりいただけるかと。

 

次の画像は、これはグラウンディング(裸足で接地する療法)を45分間行う前と後の血液の状態の変化を示しているとのこと。(動画のスクショ)

 

さらに、この効果はどれだけ持続するのかという点については、はっきりとは言えないとのこと。

 

被験者1

 

 

被験者2

 

 

被験者3

 

 

被験者4

 

 

 

こちらはハワイ在住の日系の医師の方(Cimone Kamei博士)がグラウンディング(10分間)の前と後での血液の動きを動画で見せてくれています。

 

 

 

 

 

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こちらのブログにも、とても興味深い実験を見つけました。

 

 

 

★ヒマワリを使ったグラウンディングの実験


    昨年、アリゾナ大学のゲーリー・シュワルツ博士は、アースの強力な生物学的効果を実証するために、ヒマワリを使ったエレガントな実験を行いました。下の写真に示すように、1組のヒマワリは、花瓶の中に入れた細い金属棒を針金につないで、アース付き電源コンセントに接続されました。

    もう1つは、アースをとっていないコンセントに接続したものです。花はすべて同じ場所で同じ時間に摘まれた新鮮なもので、水も同じ水源から採取され、何も加えられていません。実験者は、どちらのコンセントがアースされているのか知らないまま、実験が行われました。

 

 

 

日数が経つにつれ、両者の違いが明らかになっていくのがわかります。

 

7日目になると、片方は明らかに枯れてきているのに対し、もう片方はまだふっくらとしたみずみずしさを保っているのがわかります。

 

このように、鮮度を保っているのは、接地したコンセントの方です。さらに注目すべきは、全体の生存期間に劇的な差があったことです。アースをとっていない花はしぼんで死んでしまったのに、アースをとっていた花はさらに10日間もみずみずしい状態を保ったとのこと。

 

 

 

地球の電気とつながることで、自然なあるべき電気的な状態に植物や人間が近づけるためにこのような効果があると言われています。

 

【裸足療法を避けた方がよいケース】

裸足で歩くことは、健康増進のためにできる最も自然なことの一つですが、それでも禁忌や注意すべき状況もあります。

    「クマジン( 血液凝固防止剤 )を服用している人が裸足になるのは好ましくありません」とシナトラ博士は警告しています。「これは相対的な禁忌であり、同時にクマジンを服用している人が接地し、その血液が水のようになったことがあるからです。赤ワインのようだった血液が、本当に薄くなってしまったのです。

 

 

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★接地で回復したギリシャ神話のアンタイオス

 

数年前、息子のベッドタイムにギリシャ神話のヘラクレスを読んでいた際、とてもおもしろいエピソードがありました。

 

強さで有名なヘラクレスでしたが、ガイア(地球)を母に、ポセイドン(海の神)を父に持つアンタイオスと戦った時、アンタイオスにどれだけダメージを与えても、地面(地球)に触れるたびに回復してしまうことに気がついて、ヘラクレスは敵を地面につかせないようにしてやっと勝てた、という話でした。

 

神話には抽象的に真理が含まれている場合も多いものですが、この小さなエピソードも、多少誇張されているとはいえ、真実が含まれていたようです。

 

 

★冬でもグラウンディング?

 

寒くなると、グラウンディングもあまりしたくないという方もいらっしゃるかと思います。私は真冬でも、庭に出るついでに裸足で少しだけ出ています。しかし地面があまりにも冷たすぎ、1分もすると急いでアイスを食べた時のように頭がキーンと痛くなったことがあります。

 

その代わり、すぐに室内に入ると体が温度のバランスを取り戻そうと、やたら足が熱くもなり、逆に冷え性にもよさそうな感じはします。しかし、身体が弱っている方などの場合には危険性もあるかもしれないので、絶対に無理はしないでくださいね。

 

室内でグラウンディングと同じ効果を受けることのできるものも作ることができますし。

 

 

【注】この記事は、教育目的で資料を集めたものであり、医学的な効果を保証するものではありません。それぞれの判断と責任で、楽しめる範囲で裸足を楽しんでください。