感動でした。

激しい横殴りの雨の中、どうなるのかと心配でしたが、傘をさしてぞくぞくと集まってくれるのです。

東京地裁の前、種子法廃止違憲訴訟の最終弁論の門前集会。






そして法廷での最終弁論がまた素晴らしかったのです。

原告を代表して池住さんの切々とした訴え、主任弁護士田井さんの食への権利の説得力のある法律上の根拠 。

岩月弁護士の日本の食料危機が現実のもので種子法廃止でどうなるか、平岡弁護士の種子への財源が大幅に減額されていること。

最後に古川弁護士が、朝日訴訟で生存権にもとづいて、生活保護を打ち切ったのは違憲との判例を紹介。

浅沼裁判官の「憲法は絵に描いた餅ではない」という有名な言葉を引用して締めくくり、素晴らしい最終弁論になりました。

私も皆の陳述を聞きながら、TPP差止違憲訴訟から今回の種子の裁判まで10年、ようやくここまできたかと思わず涙が出そうになりました。

法廷での陳述した内容を添付しますので是非読んで下さい。

国側の代理人検察官は何一つ反論せず、むしろ反論できず判決言い渡しは3月24日に決まりました。

その後、3時過ぎから衆議院第1議員会館大会議室で弁護団からの裁判の報告会。

なんと300人近い方に集まっていただきました。




東大の鈴木宣弘教授も参加するサプライズもあって皆大喜び、熱い集会になりました。

来年3月24日の判決言い渡しまでかなりの期間がありますが、裁判官の熟慮期間だと私達は期待しているところです。

今回の裁判では、私たちの憲法上保障されている安全な食料を持続的に安定して供給を受ける食への権利を判断する歴史的な裁判になることは間違いありません。

立派な証言集も一冊700円で販売しています。