三井化学クロップ&ライフソリューション株式会社(再編前:三井化学アグロ())は、昨日になってようやく、販売してきたコメの品種みつひかり2003(種苗法で農水省指定)が、他の品種を混ぜていた不良品であることを記者会見で明らかにしました。

今日、私が取材して、一昨日の投稿にあげた岐阜県大垣市の種苗会社の社長さんに電話すると、「三井化学は公表することはないと言っていましたが、内容を見て驚きました。私は7年も騙されていたのですね。農家の方達がかわいそうです」と。


農水省は種子法を廃止して、これからは民間のみつひかりのような多収の品種をつくりなさいと各県を回りチラシも撒いて農業白書でも宣伝していましたが、種子法を廃止して民間の種子になるとこのありさまです。


農水省の種苗法に基づく管理監督責任を免れませんが、三井化学クロップ&ライフソリューション株式会社の今回の行為は種苗法59条虚偽表示違反にあたり、71条の刑事罰も免れないものと思います。


消費者庁も直ちに、みつひかりの種子はF 1の品種なので種子については製造物責任法による損害賠償の適用はないとの見解を撤回すべきです。