今年は梅雨が長く、8月と同時に猛暑日が連続で続きました。

 



真夏時は、梅雨明け前半から質の良い休息や睡眠をとっていれば、これまでが猛暑の影響で体力の消耗や、睡眠の時間や質に影響を受けましたが、いずれ近いうちにまとまった雨が落ちてくれば涼しい空気になっていきますので、もう少しです。

できればお昼時などに軽く仮眠か目を閉じて休みを取るだけで、意識は楽になりますし、回復はしやすいです。彼岸明けを迎え、これからは1年間で最も過ごしやすい時候の到来になります。
 
秋は太陽暦8月上旬の真夏の暑気のピーク時期の立秋から、11月上旬の立冬までの晩秋から冬への入り口へさしかかる時候であり、1年間の成果を心身感覚と生活のすべてで実感できる時期です。
 
これからの時期、白露~秋分までは、少しずつ中秋へと移行になり、秋分で夏至頃(最低気温22度~最高気温28度)とほぼ同じになり、湿度が下がって来ます。
 
年に2回行える「心身への自信と拠り所感覚」の構築時期になり、
 
初夏「立夏~夏至」が”陽” これからの「秋分~立冬」までが”陰”に向けた免疫力の高くしていくための身体づくり期間となります(※養生学を知っていれば、どなたも、この時期は免疫力を向上させられます)
 
ここまでの、温度変化では、
 
立秋(最低気温28・30度~最高気温36・37度)
処暑(最低気温28度~29度 最高気温34度~35度)

 

次が、


白露(最低気温23度~最高気温30度)
秋分(最低気温22度~最高気温28度)
寒露(最低気温16度~最高気温25度)
霜降(最低気温13度~最高気温22度)
立冬(最低気温11度~最高気温20度)

3か月間で立秋(最低気温28・30度~最高気温36・37度)から立冬(最低気温11度~最高気温20度)までで、
温度気温差では最低気温、最高気温とも15~16度下落します。
 
11月上旬の立冬から、4月上旬の清明までの5か月間は、立冬を過ぎてからは「気温は下がることはあっても上がることはない」時候です。

この秋は、ウィルス感染者騒動に加えて、再び肺炎患者をクローズアップされるので、多くの皆さんに元気でいられるように頑張って欲しいものです。
 
約2か月半先で、立冬の(最低気温11度~最高気温20度)は、春4月上旬の清明とほぼ同じで、春から始まった質の良い身体づくりの「養生:生命力を養う」から、
 
夏の「養長:生命力が大きく育つ」を経て、秋の「養収:冬で蓄えられた地中深く貯められたエネルギーはすべて放出」を受けて冬の「養蔵:地中深くでエネルギーを蓄える」へ向けて、生命力を高め、
 
1年間の実りの秋、免疫力を高め冬型に適応できる体質にしていくことが大事です。
 
歴史長き、心身活性法の実践と理論での「四季養生」では、
 
冬でしっかりと寒気から身体を守り、温暖になっていく春から積極的に動き始め、温暖な春を過ぎてから、
 
気温が1年間で最も高くなった夏で「血液循環」がよくなり、「体温上昇」が図られ、質の良い運動効果で、新陳代謝が高まり、
発汗作用が向上することで、体内の古い水分が新しい水分と入れ替わり、老廃物も体外へ排出されていきます。
 
全身運動の効果では、初夏からの質の高い呼吸運動の成果で、鼻、喉共に息の流れは良くなり、秋冬で塞がりやすくなるもの(痰)も起こらず、快適な呼吸感覚を実感出来て、
 
皮膚の開きを良くなることで、皮膚呼吸の力も向上し、発汗作用の効果のひとつでもある、
 
皮膚の細胞も古いものと新しいものと交換され、皮脂も体外へ流れ、皮膚の質も良くなります。
 
そこで、この秋の立秋から始まり、1か月半が経った秋の半ばの秋分を迎え、1か月半後の立冬へ向けて、気温が下がり、皮膚がしっかりと閉じ始め、筋肉繊維が収縮していくことで筋力向上になり、
 
持久性のある全面的な体力増強を行えます。
 
そして空気中にある水分が少なくなっていき(乾燥化) 酸素の質は水分の多かった夏(高温多湿)よりも、良くなり、
 
意識呼吸法の成果で脳に酸素が吸気で行き届き、肺活量の機能も強くなり、
 
呼気量も大きくさせられることで、脳の感覚も冴え、反射と反応もよくなります。
 
そこで全身の心身感覚は心地よく快適な実感を具体的に実感することで、ご自身での養生の「実りの秋」でもある成果を得て、
 
直感から起こる、心強さが「気分や気持ち」にいいかたちで作用して、安心や信頼の実感を「拠り所」にしていくことが出来て、ここから冬へ向けて継続して行うことで、
 
冬に起こりやすい「身体への心配」「病気への恐れ」などの「世間に広まる不安意識」から、
 
ご自身や、一緒に行う共同体は、「心身の健全さ」に意識を置き、世間の不安や傾向などの風潮から「意識を守る:意守」がしっかりと行えます。
 

しっかりと、私達の太極拳、健身気功、武術系運動で心身の活性化を以て、明るくいいかたちで活動を楽しく行って参ります。

伝統文化、中国武術、太極拳、五禽戯を含む健身気功の活動は「呼吸運動」「全身運動」「意識運動」の効果が高いので免疫力向上に役立てられます。そして各々の持つ可能性に不可能はありません。

二十四節季では処暑を過ぎて、もう半月ほどもすれば秋めいて来ます。
皆さんで元気に乗り切っていきましょう。

よろしくお願い致します。