天国の階段 | 70歳母、小細胞肺がんになる

70歳母、小細胞肺がんになる

2015年1月、大好きな母が肺がんになりました。
『小細胞肺癌(縦隔、肺右肺門リンパ節転移、同側肺内転移)上大静脈症候群、低Na血症、進展型に近い限局型』
抗がん剤、放射線治療のち寛解。
再発、転移に怯えながら何気ない日常を大切に過ごしています。

2017年9月27日 21時12分(20時53分)
母、永眠しました。
父と孫、私の3人で看取る事が出来ました。
意識もなく静かな最期でした…
長い間母を応援し祈って下さった皆様、ありがとうございました。


悲しみもない、別れもない、苦しみもない世界…天国…
母は今、天国の階段をのぼっているのでしょうか…

母は以前韓流ドラマが大好きでした。
癌になってからは一切観る事はなくなったのですが韓流ドラマにハマる原点となったのが
『天国の階段』でした…
何度も何度も観ては一人で号泣してました(笑)
一度は寛解したものの感染症や肺炎に何度も治療を邪魔されながら小細胞肺癌と闘ってきた母。闘病生活は2年8ヶ月でした。
弱音を吐く事もあったけど最後まで生きる事を諦めなかった。
今まで本当によく頑張ったと思います。
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お母さん、もう頑張らなくていいからね…
痛みもない苦しみもない天国でゆっくり休んでね。
お母さんに生きてて欲しくて以前は厳しい事言ったり時には怒ったりしてごめんね…
厳しい事言うたびにお母さん言ってたもんね、「あんた、私が死んだら後悔するよ」って(笑)
言うとおりになったね…
喧嘩も多かったけど元気な頃は2人で買い物行ったり喫茶店行ったり毎日楽しかったよね。
同じような髪型して似たような服を着てよく姉妹ですか?なんて言われた時のお母さんの嬉しそうな顔ったら。私はいつも複雑な気持ちだったけど…

せっかちだけど几帳面で…
怒りんぼだったけど涙もろくて…
強情張りだけどチャーミングで…

金持ちの家に生まれたかったとか芸能人の子供に生まれたかったとかさんざん言ってきたけど本当はお母さんの子供で幸せでした。
お母さんが大好きだった…

寂しがり屋のお母さん…
一緒に行ってあげられなくてごめんね…
お母さんの事好き過ぎてお母さんのいないこの世界を生きて行けるのか不安だょ…
でも"お母さん命"のお父さんの事も心配だし
まだまだ反抗期の海翔もいるから頑張ってみるょ…
いつか逢えるその時が来たら階段の途中まで迎えに来てね。。。
お母さん、私やお父さんの為にずっと頑張ってくれてありがとう。。
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ブログを通じて応援して下さった皆様、今まで本当にありがとうございました。
皆様のいいね!や温かいお言葉、アドバイスや励ましのコメントに支えられ今日まで頑張れたと言っても過言ではありません。
とても感謝しています。

このブログは母の闘病生活だけを綴ってきました。
今後小細胞肺癌と告知されたご本人、ご家族の参考になればと母の闘病の記録だけ後に投稿する予定でいます。
それを最後にこのブログは終わりにしたいと思っています。
皆様のブログには今後もお邪魔させて下さい。

最後に
病と闘う全ての人に光が刺し
沢山の奇跡が起き、そして皆なが笑顔になる事をいつも願っています。
生きられなかった母の分まで生きて下さい。