3月初旬
ケアマネージャーの勧めで早めに要介護認定を受けた方がスムーズに年度末を越えられるということで(仕事も忙しかったので)
要介護認定を受けた。
1月、2月の寒い時期を体調も崩すことなく乗り越えて3月もそれなりに調子は良かった。
要介護認定では、認定員が驚くほどの回復ぶりをアピールしてしまいケアマネージャーを含む周囲を困惑させてしまうほどだった。
でもそれは長続きしなかった。
3月中旬
半年前に圧迫骨折をした腰の痛みが再発したようだ。
腰の骨が潰れているのだから完治はしない骨折なので仕方ないが、本人の歩き方が徐々におかしくなっていった。
そのうち言葉もおかしくなってしまい…
3月30日とうとう日付が分からなくなってしまった。週に3回デイサービスに通っていたが、季節の変わり目で認知症が出てきてしまったのか?
「明日は(3月31日)中学校の入学式がある」
などと、普通ではない目つきで話していたのでケアマネージャーに相談した。
ケアマネージャーもすぐに来てくれて、色々と話してくれたが、その日は少しおかしかった。
刺激を与えようと、弟に電話をするよう頼んだ。
母は離れている弟が一番かわいいらしく、弟の声を聞いただけで元気になるのだ。
世話を変わって欲しいと思ったが、離れて住んでいるのでそうもいかないのが現実である。
弟が電話をすると認知がマシになってきた。
介護とはこんなものなのだ…。
4月3日火曜日
春休みなのでいつも遊んであげられない子供との時間を過ごそうと出掛けていたら
デイサービスから電話が鳴った。
母親の手が腫れている!との事。
迎えに来れますか?と言われたので
外出先なのですぐには無理だと答えた。
するとデイサービスから直接整形外科に送って行くと言われたので、後から保険証などを持って行くから。と伝えた。
保険証を持って整形外科に行った。
母親の左手が腫れていた…。
すぐに骨折したと分かるほど…。
右手が治って間もないのに今度は左手か…。
この1年で実に3回目の骨折だった。