あけぼの商店会の小さな床屋さん
理容タカノの三代目、高野義則です!

今日はいきなりこんな話題から。

先日いきなりステーキに行った時のこと。
食べ終わって会計を済まそうとしていると
店員さんから「床屋さんですよね?読書ボランティアしてますよね?」ボクは少しびっくりしましたが、すぐに店員さんが「Facebook 楽しみに見てますよ」って。
そういうことか…。いつもFacebookやTwitterで顔を出して発信しているとこんな偶然に巡り合うことが出来るんだと。本当にスゴい時代になったなーーーーーーーーーーーーーーー!!
(ながーーーーーーー!)

とまぁ初っぱなの話は置いといて




無形の力

~第100回全国高等学校野球大会~




高校野球って本当に不思議ですね。
世の中に色々なスポーツはあるのに、高校野球ほど老若男女が夢中になって見るスポーツは他にないのではないでしょうか。

そんな高校野球ですが、ボクも高校野球経験者なのです(^-^)v

そんな経験から少しブログに書いてみようと思います。


『無形の力』
本来スポーツとは力対力、技対技など目に見える形で見る人を魅了するものなのですが、こと高校野球に関しては目に見えない力によって魅了されているのではと感じています。
それは高校球児が普段から行う挨拶や礼儀、感謝の気持ちや生活態度が試合に現れるのではないだろうかと考えるのです。

わずか17、8歳の子供たちが本当に勝ちたいと願い真摯に野球に打ち込む心意気は目に見えないが、見ている人には十分伝わっているのだ。


『知力』
これも目には見えない…というよりこれは勉強の部類に入るのかも知れません。勉強もテストに出る範囲、出題されそうな問題を分析して、それに向けて勉強するのだ。
野球も同じように相手を知り、自分を知る。その時に置かれている状況、心理状態。そういった人間の本能の部分を知ることで、より客観的により優位に試合を運ぶことが出来るのだ。

『洞察力』『観察力』
これも相手のクセ、そして時には審判のクセを見抜き、それを上手く利用させてもらって試合を運ぶ力なのだ。これが出来るか出来ないかで試合の流れはかなり違うと考えます。

『行動力』
ここ一番で自分の最大限のパフォーマンスが発揮出来るのか?緊張した場面でフルスイングしたり、思い切りミットに投げ込めるのか。そういった力が備わっていなければとても大観衆の前で野球など出来ないのだ。


『努力』
これらを総合して普段どれだけ真面目に努力ができるか?1日1日を大切に過ごしてこれたかどうか…。飛び込んだところにボールが来る。突然ボールがイレギュラーバウンドしてしまう。
これらの現象は偶然なのだろうか?それとも…。


野球をする者にとってよく言われていることなのだが『野球の神様』はグランドにいる。

野球を知り、野球を努力し、野球を見抜き、野球を愛する。

その時、必ず野球の神様はやって来るのだ!

もちろん目に見える実力もつけなければ勝てるはずもなく、投げ込み素振りノックに走り込み。。
時間がいくらあって足りないのが実情です。

プロから見れば未完成の高校野球がこんなにも日本人に愛されているのはやはり、

『無形の力』の部分が大きいと思う。

普段からどれだけ考えて出来るか?

ある甲子園常連校の監督が一番大切にしている事は選手とのコミュニケーションだ。と言っていたことを思い出す。
どんなに一流の選手を集めようとも、選手とのコミュニケーションを上手に取らなければ決して勝てない…。
これからの時代はこの
『コミュニケーション能力』も必要になっていくことだろう。闇雲に努力してもダメなのだ。



最初にも言ったけれど、FacebookやTwitterで発信していたことが偶然にも初めて顔を合わせた人同士を結びコミュニケーション出来る奇跡は、偶然やたまたまではなく、普段の行いがもたらした『無形の力』なのだろうと思う。

毎年開催されている高校野球が始まるたびに
ボクは思い出す。
あの頃、夢中で白球を追いかけていた夏を。。。


『無形の力』は、いつも側にあるものなのだ。