あけぼの商店会の小さな床屋さん
理容タカノの三代目、高野義則です。
じいちゃんの形見
ここのところ毎日の酷暑が厳しいですね…。
体力が削り取られているのを実感しております。(45歳だもの。。。)
睡眠、食事をしっかりと摂り、規則正しい毎日を送ることが暑さに負けない身体をキープすることだと言い聞かせて日々実践しております。
さて、もうすぐお盆がやって来ますね。
家の中を色々と物色して…いや、片付けていると何やら珍しいモノが出てきたので出してみました。
ホコリだらけでこりゃダメかも…と思いましたが、綺麗に拭き取ってみたら。。。
お、おん。。。。
やるやん。。。じいさんやるやん。。。
というわけで古いカメラやら、D51の蒸気機関車の模型やら出てきたのでお店で飾らせてもらうことにしました。
ボクは自ら望んで三代目になった訳ではありませんが、初代から約70年続くこの店は好きです。
このレトロで昭和な雰囲気は残していきたいと思っています。
じいちゃん、ばあちゃん、父親、母親が働いていたこの場所で同じように働きながら日々色々なことを考えています。
こうやってお店に置いておくと一緒に働いている感覚になったりするんですよね。(たぶん気のせいでしょうけど……)
ボクたちの仕事は今のところ機械では出来ません。
恐らくAIが相当進化しても難しいと言われています。
人間の感覚でしか出来ないんです。
何千、何万とハサミを動かし、櫛で髪を梳かし、指先の感覚を研ぎ澄ましてシャンプー、マッサージ、シェービング(顔そり)をして。。。
きっと大変な仕事だと思います。
離職率は脅威の8割ですもん。。。
ただね、ボクは高野家の長男として産まれてきたんですよね。三代目として。
だったらやるっきゃないでしょ。
全部背負ってやるしかないでしょ。
自分の人生だから好きに生きようと思ったこともあったけどね。
迷って足掻いて散々悩んで…。
でもさ、生まれ育った場所で死ぬまで仕事してみるのも悪くないかなって今は思うんだよね……。
もうすぐお盆、御先祖様が帰って来るから、色んな話が出来たらいいなぁ。
皆さんも御先祖様とたくさんお話ししてくださいね。
ではでは。