人の痛みを文学的になまめかしく感じてみる | リメイク工房ちっくちっく 思い出の服で世界にひとつだけの宝物

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4人の王子たちのママです。
大人服からのリメイクで子供服やバッグなどを製作しています。
あなたの思い出の服をふだんのお気に入りにするお手伝いができたらなぁと思います。
4兄弟の日常や、日々の出来事などもつらつらと。




なんだか最近体調のすぐれない人が多いように思います。

寒暖差が大きいからですかね。

熱が出た、と聞くと大抵喉もやられてますね。

胃腸にくる風邪は今のところ聞かないです。


かくいう私も喉やられました(^_^;)。

熱がピューっと出てピューっと下がりました。まるで子どもみたいに。
(体だけは丈夫なのでね(^_^;)。)

喉だけまだ調子が良くないです。

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いい感じにおどろおどろしい空。


同じように喉やられてる人も結構いるでしょう。

例えば、Aさんが私と時を同じくして喉を痛めている時、
身体の同じ部位が同じように痛いって、
もう、ほぼほぼ痛みの共有ですよね。

「Aさんの喉も、きっとこんな風に痛いんだろうな、うん、わかるわかる」
というところから、もう一歩踏み込んでみると、


例えば、今感じているこの痛みは実は自分のものではなくて、Aさんのものだとしたら、

Aさんの内側の感覚を、
この、じりじりするような、
ヒリヒリするような、
嚥下を遮ろうとでもするかのような、
貼りつくような不快な痛みを、

自分の身に、じかに感じているとしたら、
感じる度に「あぁ…」となんか不愉快になりながらも、
Aさんの実感を自分のものにすることができる。

息がトゲトゲしく喉を通過する、
アンニュイな溜息をつく、その息の湿度、
いがらっぽさに唇が歪む、
喉を潤す水が変に患部を刺激しながら落ちていく、その冷たさ、
思うように声が出ない、声になりきらない声、

全てを実感できる、私はAさんだから。


「重ね合わせる」って、なまめかしい。


そんな風に、人の痛みを感じてみる、秋の夜長かな。

実際のところ、全くもって想像の範疇を越えていないんですけどね(^_^;)。