駄ポエムは駄ポエム

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社会の最底辺で無職で悪足掻きしながら再就職目指したりアル中になったり萌えアニメ・マンガ見たりポエム綴ったりライブ行ったりしてる事を書くブログ。よろしくお願いいたします。

腹が減った。喉が渇いた。額からやたらに油汗が滲む。無性に何もかもに八つ当たりたい気分だよ。……午後6時38分。夕暮れの下。ビールとサラミが入ったコンビニ袋を右手にぶら下げながら家までの帰路を一人トボトボ歩く僕。最近ビール三昧ラーメン三昧な日々なせいで太り過ぎな自分への罰として半年ぶりにコンビニまでの道のりを歩こうとウォーキングに出たものの普通に原付でコンビニへ行こうと後悔しながらダラダラグダグダと帰路を辿る三十路害児僕。人通りも住宅も無く周りには田んぼしかない平坦なコンクリートの道をただただノロリノロリと歩いてみたら遠くの方の道の真ん中に毛の塊の何かが転がっていた。少し嫌な予感がしたが道を引き返すのも面倒なので仕方無くその毛の塊の方へ近付いていったが案の定嫌な予感は当たった。それは血まみれの黒猫の死体だった。恐らく車に轢かれて放置したままなのだろう。すっかり干からびて猫の周りをハエがブンブン飛び回ってしまっている。僕は吐き気と不快感と虚しさと恐怖が入り混じる不安定な気持ちになって僕はその黒猫から目を逸らして通り過ぎて20.30メートル歩いた所で罪悪感が湧き上がり仕方無く引き返し猫の腐乱死体を抱き道の真ん中から道の端に寄せてあげた。本当は埋めてやったりしたかったがスコップなど持ってないし店までスコップを買いに行って埋めてやる義理も無いのでこれで許してなと黒猫に内心で謝罪した後再び僕は帰路を歩き始める。不安定になった心を誤魔化すためにイヤホンを耳に詰めて流す音楽はガンバランスdeダンス。ピースフルな音楽と歌詞に涙しながら何とか取り戻した元気を胸に僕は薄笑いを顔に貼り付けながら歩き続いていたら昔仲が良かった川瀬くんの家が見えてきて懐かしさと苦々しさが心の中に蘇ってきた。川瀬くんと闇鍋パーティーしたこと川瀬くんと神社の裏で快楽天を読み回したこと川瀬くんと映画のソウシリーズを一気見したりシュタインズ・ゲートを一気見したこと川瀬くんと東城派と西野派かで言い争いことになったこと……つい一週間前のような出来事のように感じるがあの日からもう15年以上の月日が流れていることに愕然とする。川瀬くんはどこかの街で結婚して二人の子供を作りどこかの会社で部長しながら元気にやっていることをつい先日風の噂で聴いて多分もう僕は川瀬くんとは会うことは一生無いんだろうなと察して深い深い寂しさが心の奥底から湧き上がってくるのを感じた。そんな薄ら寒い寂しさを誤魔化すために僕は耳の中で鳴るヘビロテ中のガンバランスdeダンスをくだらない1日の新譜に変えて爆音で鳴らしながら無理矢理身体を動かし現実逃避とばかりに自暴自棄な勢いで少し走って見る。十分ばかり走った辺りで息切れし始めてゼーゼーしながら立ち止まり動けなくなり普段の運動不足を身を持って実感し死にたくなる。死ねないけど。死にたくなりながらうんざりしながら愚痴愚痴愚痴を垂れ流しながら狐火の新譜を耳に垂れ流しながら再び歩き出しながら感じるのは空腹。……肉が食べたい。なるべく美味い肉を食いたい。高いビールで高い肉を流し込みたい。高いビールで高い肉を流し込みながら家族やら友達と馬鹿みたいにアハハと笑いながらお話がしたい。そんなことを考えながらYahooショッピングでランプ肉のステーキをポチる僕。またしてしまった散財。削れる残高と削れる心と削れる靴底と削れる歯を思いながら感じる苦痛を感じながらもそんな苦痛から逃れるためにまた僕はキュアワンダフルちゃんのぬいぐるみをポチり重ねる散財。散財でしか幸せになれない。笑えないけど笑える。死にたい。死ねないけど。まあ生きますよ。これこそが生きてるって感じだよきっと。今日の気分はこんな感じで。