一人は忘れちゃう | 駄ポエムは駄ポエム

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社会の最底辺で無職で悪足掻きしながら再就職目指したりアル中になったり萌えアニメ・マンガ見たりポエム綴ったりライブ行ったりしてる事を書くブログ。よろしくお願いいたします。

奥歯に入ったひび割れを舌で舐めながらひび割れてるスマホを操りつつも過ぎる素面の真夜中を持て余す午前1時46分。地面に転がるカティーサークの空き瓶を足で弄びながら待てど暮らせど全く眠気が来ないことに苛つきながらも薄笑いを顔に浮かべながら温いウィルキンソンオレンジをちびちび呑む僕。どうにもならない我が最底辺生活。嵩む歯医者代と嵩む散財代に頭を抱えながら蹲っていたら隣の部屋からコロナの長期待機期間のせいで自律神経がおかしくなった母親のうめき声が聴こえてきた。いつまでも親も生きてはいない。いつかは死ぬ。そんな現実に心が押しつぶされそうになりながらもスマホを操りカネコアヤノを密やかに流し精神安定を図る。ベッドに寝転がり天井の闇を虚ろな瞳で見つめながらカネコアヤノが爪弾くアコギに耳に傾けながら傾き続けて今にも崩れ落ちそうな己の人生を思い虚ろな瞳からは薄汚い涙が延々と流れ落ちてベッドマットにいつものように汚いシミを作り続ける。……孤独。どうしようも無く僕は今とても孤独だ。安らぎを下さい平穏を下さい癒やしを下さい優しい言葉を下さいと生臭いタオルケットに包まり蹲りながら心の中で呪詛の如くぐるぐると呟き続ける。小一時間呟いた後呟くのに飽きて心の中に残るのは虚無。心底死にたいと思う。だが同時に心底生きたいとも確かに思ってる。親の臑齧りの子供部屋おじさんの戯れ言泣き言垂れ流しながらダラダラ過ぎる時間。フローリングの床に転がる読みかけのpanpanyaの枕魚を何となく読み出した。不気味かつ虚無感が漂う夢日記のようなマンガをすっかり錆び付き切った感性で読み解き癒やされ何となく軽くなっていく心を感じて顔に貼り付ける薄笑い。酒が無いのでコーヒーの粉が無いのでお湯を呑みながら暫しpanpanyaの世界観に浸っていたら時刻は既に午前5時48分。本日もまた寝れないまま出勤すか。呆れる。笑える。苦しくなる。壊したくなる。だけど僕は何も出来ないまま出窓の外で白んでいく空を呆然と眺めていることしか出来ない。いつの間にかランダム再生になってたタブレットのSpotifyから流れてくる狐火の29歳のリアルに無駄に焦燥感を煽られながらも今更微かに湧いてくる眠気に苛つきながらも僕は小声でこう呟く。

「今日こそはまともな人間っぽく生きれますように」

と。