30LOVE〜幸福の類〜 | 駄ポエムは駄ポエム

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社会の最底辺で無職で悪足掻きしながら再就職目指したりアル中になったり萌えアニメ・マンガ見たりポエム綴ったりライブ行ったりしてる事を書くブログ。よろしくお願いいたします。

部屋に灯りを付けずに暖房も付いてない極寒の部屋でベットの上で毛布にくるまって刺々した歪な気持ちを抱えたまま夜通し蹲り続けていたけどふとした瞬間に何となく鬱々した顔を上げて薄汚れた出窓の外を観たら既に外の闇は白み始めていてもうすぐまたいつも通り朝が来てしまうことを僕に知らせて来ているようでいつも通り僕はただただ死にたくなる。午前4時38分。凍える程に冷めきった自室の片隅にあるタブレットから密やかに流れる曲はさよならポニーテールの熱帯夜。埃被ったフローリングの床に転がる昨夜夜通しで飲み干したネプモイの空き瓶を手持ち無沙汰に右足でゴロゴロ弄びながら左手では自らの腹に溜まる贅肉を弄ぶ。持て余すエネルギーの使い道に迷いながらも結局読書に使う訳でも無くランニングに使う訳でも無くいつも通りマゾ向け音声での自慰行為に走り飛ばした後のティッシュにへばりついた白濁液を6秒ぐらい虚ろな瞳で眺めた後すぐに丸めて捨てた。今日は歯医者に行かなくちゃ。今日は部屋の掃除をしなくちゃ。今日は猫の猫砂を買いに行かなくちゃ。今日はTSUTAYAにプリキュアの映画のDVDを返しに行かなくちゃ。色々やらなきゃなことやりたいことはある。だけどされど一向にやる気が湧かぬ。ベットに転がり暫し不貞寝しても全く眠気が来なくて舌打ちを一発鳴らす。ていうかエアコンのリモコンはどこにいった? 四日前から姿を見てない気がする。まあ良いか。良くないけど。どうにもこうにも気は晴れ無いから仕方無く僕はヨロリと立ち上がりジャケットを着て自室の扉を開けて下に降りて靴を履き玄関のドアを開けた。開けた瞬間肌を吹き抜けてくる凍てつく風に痛みを感じながらも耳にイヤホンを付けて井上陽水を聴き始めながらも適当にブラブラ歩く。午前6時13分。すっかり空は雲一つ無い青空になっていて先程までの陰鬱な気持ちが無理矢理消されていく感覚に陥りつつある自分の身体に吐き気を感じながらも何とか吐くのをこらえながらも暫く歩く僕。早朝散歩しているらしき老夫婦とすれ違い軽く挨拶を交わし合いながらボロっとした感じの野良犬とすれ違いながら朝帰りしてきたらしき妹の車とすれ違い様窓越しに睨まれながら遠くから走ってくる近所の馬鹿なガキとぶつかりそうになりそうになりながら……何とか辿り着いた自販機で僕は味噌汁缶を買い近くの万年橋と言う名の橋まで歩き欄干に背中を預けながらもすれ違いを続ける車の群れを眺めながらも味噌汁缶の缶を開けてチビチビ呑み始める。何故一晩飲み明かした後の味噌汁はこんなに美味いのだろう?なんてしみじみ思いながらもしじみ味の味噌汁を一気に飲み干した後ぼんやり川の揺らめきを眺めながらもやけに強い太陽の日差しに照らされながらも渋い顔で僕は呟く。

(何だかんだまた生き延びてしまったな)

と。……絶対今夜は自殺してやるなんて思いながら僕はフラフラ家路を辿り始める。どーせ死ねないけど。毎日今夜は死んでやると決意して一日をやり過ごすが結局死ねずを繰り返す毎日。そんな人生。本日は休肝日。頑張ろう。