(続き) 



 【9R】


 さてビボルのダメージは? 

そして戦法は? 


 相変わらずポーカーフェイスだがダメージは残してそう。 


 ベテルビエフはまだ肩で息をしている。 


 あーゴングが鳴っても、もう前に出れない。 


 ビボルのジャブ、ワンツーに緩慢な動作で顔面をガードするのみ。


 1~8のダメージと最後の猛ラッシュで限界越えたか。。 


 しかしビボルのスタミナは凄い。


 ロープ際に追い込み、今度はビボルが連打。 

 クリーンヒットは免れているが、ベテルビエフの動きが鈍い。


 コーナーがタオルか、レフェリーが止めるか。 


 と、ロープに押し込んだビボルの腕とベテルビエフの腕が絡み合いクリンチに。 


 レフェリーが寄り、分けに来たものと一瞬力を抜いた隙に腕をほどいたベテルビエフがこのR初めて力のこもった連打。


 密着状態からの小さな連打は目のいいビボルも避けれず、三発目の右フックがダッキング間に合わずにまた頭蓋骨削りパンチ。 








 ダウンだ。


 前のめりに腹這いにマットに落ちたビボル。 


 吼えるベテルビエフ。


 立てるか?。 


 カウントファイブ位で膝立ちの姿勢まではとれたが。



 どうだ? 


 立った。


 しかしフラついてる、レフェリー続行許すか?。 


 許した! 


 ベテルビエフが突進してきた


 ‥ところでゴング。


 10-8ベテルビエフ。 



 【10R】 



 この試合始まって以来の両者とも手を出さずの長い間合い。 


 ビボルまだフラついているか。


 ベテルビエフ前に出てパンチをふるがもはやスローで威力も感じられず。 


 ビボル、ベテルビエフの攻撃ガードした後ジャブを出すと。 まともに入ってベテルビエフ後退。 


 そのままワンツー放つと、もう反応出来ずにモロに食う危ないもらいかた。 


 あーマットに崩れ落ちた。 


 と同時にコーナーからタオルが舞い。 


 レフェリーがベテルビエフ抱えながら片手で大きく手を振り終了の合図。



 10R一分ゼロ8秒。 


 ディミトリービボル、Lヘビー級4団体統一。 


 敗れたベテルビエフは自力で立ち上がれず。 


担架まではいかずとも、セコンド二人に両肩支えられてリング退出。 



 万雷のスタンディングオベーションの中、ボクシング史に残る激闘が終了🔔。 







 もうあと何パターン位か妄想出来ますが笑。 


 この妄想を越える大激戦を望む!



 でもやっぱりビボルの勝ちかなあ。。 


 ベテルビエフ程サイズもパワーもないけど、ディフェンス上手でアゴ強く攻撃も多彩なカネロにアレだけ完勝するのだから。 





 ベテルビエフにしてみりゃ、ビボルは苦戦したグヴォジク似で。 


 当時より5歳も年くって、ビボルはグヴォジクより強力というね。


 まあでも、ピンピンしてる相手を頭部かすったみたいなパンチで戦闘不能にしてしまう鉄拳ベテルビエフなので。 


 どこかで粉砕してしまう可能性もゼロではないですが。 


 あと1ヶ月と1週間。 

 楽しみに待ちましょう~\(^o^)/



 ではでは👋 



 あ、ボクネタ以外のバイクネタやら他の司ブログはアメンバー限定であげております🙇。 


 いいねやコメント等関わりあるブロガー様は承認させて頂きますので、ご面倒ですが申請宜しくお願い致しますm(_ _)m。



 see you




えーさて。


ボクネタと言えば。


正月あけに書き始めた、アッパーカット完結編を未だに書いてないワタクシですが😜。


そんな悠長なこと言ってられない喫緊のネタが出来てしまいました✊。


表題の一戦ですね。


https://boxingnews.jp/news/107335/?amp=1


ベテルビエフに関しては以前記事にもしましたが。





二年前の記事から更にレコードを伸ばし20戦全勝全KOのパーフェクトレコード。


対するビボルも、当時PFP最強のカネロ戦他含め強豪完封の全勝無敗。



司の予想は。


ビボル!


多分恐らく圧倒すると思います。


昔から対戦噂され、ボクシングスタイル的にベテルビエフには相性悪く。ビボル有利ではないかと言われてましたが。


司的にはベテルビエフの衰えが、顕著とまでは言わないけど確実に下降してるように思えてならない。


ここ二戦。

ヤードにもスミスにも。

途中採点でもKOシーンでもケチをつけるところはないし。

試合中負けるかも?‥なシーンもないのですが。



苦しそう。


どうにかやっとあの結果を手繰り寄せた感が凄い。


お決まりパフォーマンスかもですが、勝利の瞬間マットに突っ伏すのも限界超えてやってた証左のよう。


タラレバですが、ビボルがあの二人とやったら涼しい顔で試合終わらせそう。


ベテルビエフなら10ある力を全部使ってギリギリ上回れたところ。ビボルなら八割位でイケちゃいそうな。


前から言われてるアゴの打たれ弱さ含め耐久力も、自分よりスピードある若手を手数圧力で追い込んで行く体力つかうスタイルもそろそろ限界では?。



ディフェンスも。


基本ガードかステップ。

そのガードも太い腕で高くガッチリ構えてる割にはゆるめ(パンチを食う)。

頭の位置は殆ど変わらないしダッキングやウィービングで空振りさせるのは出来ず。


カウンターも打てないから、攻めが遅い。


ガードしてから打ち返す。

ステップで外してから、じゃあ‥と打ちに行く。


これら欠点を補ってあまりある、強打手数圧力でここまで来たが。


それらを支える体力、及び体力を作る猛練習がもう年齢的に限界なのでは。


試合もケガや病気で延期が増えたし。。


ただただ。


ボクシングは一発でどうなるかわからないスポーツ。


ジュリアン・ジャクソン対テリー・ノリス‥もあるかもで。






そこを踏まえ‥で、妄想戦スタートしたいと思います。








2024年6月1日、

サウジアラビアのリャド。

満員のキングダムアリーナ。


ゴングです。



【1R】


ゴングと同時に前進し、小さくパンチを振るうベテルビエフ。


ビボルは圧力に下がらずジャブ。


鋭い。


早くも。前進するベテルビエフを躱して、ジャブ・ワンツーのビボルの構図に。


ベテルビエフの攻撃の迫力は凄いがビボルに当たらない。

逆にビボルのパンチは多々クリーンヒットでベテルビエフの顔は紅潮。


で1R終了。



10-9、ビボル。


圧力かけてビボルの体力精神力削れたらベテルビエフの目もあるが、ビボルは何事も無かったかの様なクールな表情。


むむむ。コリャ早く終わるか。。



【2R】


相変わらず前進し手数攻勢とるのはベテルビエフ、クリーンヒットはビボルの図。


ど迫力攻撃に怯まず捌くビボルの集中力スピードパンチの正確さが凄い。


ベテルビエフは着実にダメージをため込む。


10-9ビボル。



【3R】


ベテルビエフの前進攻勢が少し間延びというか弱まってきた。


疲れかダメージか迷いか。


と、機をみるに敏なビボルが前に出て打ちかかる。


ガードで凌ごうとした隙間から右アッパーを捻じ込まれクリーンヒット。


効いた。


すかさずステップで横に逃げようとしたベテルビエフだが、その動きはビボルに読まれていた。


右が顎に直撃。


背中からダウンだ。


一瞬終わったか!‥と思ったが、一度大の字に寝たあと直ぐ半身を起こし。

レフェリーのカウントを聞きながら立ち上がるタイミングをみるベテルビエフ。


無事立ち上がったが、時間はまだ半分。


効いている。


開始した途端にビボルに抱きつくベテルビエフ。


コリャやばいかなと思ったが、ビボルは大攻勢をかけず。


これまで通りな距離、リズムで試合を運び。


ベテルビエフはステップと軽打で時間を遣おうとし。


無事?ゴングに逃げ込んだベテルビエフ。


10-8ビボル



【4R】


さてどう出るか、と思われたベテルビエフだが戦法は一つしかない。


行くだけなのだが、行けば行くほどしっぺ返しを食う。


試合の趨勢は見えた。


どこかで強打爆発がないかぎり、このままビボルの圧勝だろう(判定でもKOでも)。


そして時間が経つ程、その強打爆発の可能性がどんどん低くなっていく。。


ただビボルも無傷ではない。これだけベテルビエフの猛攻を受けていれば後半落ちてきて餌食になる可能性もゼロではない。


ベテルビエフがもっとボディー打ちが上手で。

あの邪魔なジャブを、今もらってる数の何割かでも防げれば。

のみ込めそうなのになあ。



言うは易く行うは難し。


10-9ビボル。


【5R】


途中採点は意外に競ってはいるが3者ともビボル。ダウンなければ一人はイーブンだ。


攻勢手数を評価か。


ダウンのダメージからは回復したのか、競ったポイントで元気になったのか。

再びベテルビエフが攻勢を強める。


ビボルは休むラウンドにしたのか、ベテルビエフのどれかのパンチが効いたのか。若干守勢に回る時間が長い。


ここから徐々にのみ込んで行くのか?


10-9ベテルビエフ。



【6R】


ビボルが足を使う。


流石に直撃痛烈なのはもらってなくとも、メガトンパンチの絨毯爆撃に消耗したか。


ベテルビエフ追うが、捕まえられず。


逆に。

つっかえ棒の様なジャブもらい膝を揺らす。


顔は真っ赤で限界間近か。


10-9ビボル。



【7R】


足を使ってサークリングするビボル。


ここはベテルビエフ休む気かダメージか、あまり追わず手数も出ない。


かといってビボルも印象残るような有効なクリーンヒットなく、採点難しいRに。


追うー逃げるの図でベテルビエフか。


10-9。



【8R】


同じく足を使うビボルに、文字通り手も足も出ないベテルビエフ。


愚直に前進してパンチをふるうが躱され返されるカタチ。


終わりも近いか。。と、リング中央で接近して組み合った後。


ビボルの脚が飴のようにまがり、静止して立ってられずロープまで高速千鳥足で進みロープにバウンド。ギリギリダウンは免れたが。


当然この試合最大最高のチャンスに、ベテルビエフが猛ダッシュで追いつめ息を詰めての北斗百烈拳。


ガードはしているが、ビボル打ち返さないとレフェリーが止めそう。


どうだ、止めるか?


あー身体を入れ替えて逃げた。


が、足フラフラだ!スゲー効いてる。


あーベテルビエフ百烈拳で疲れたか。追えない詰めれない。


ゴングだ。


観衆は大熱狂。


場内画像にスローが出た。


さっきのパンチは組み際に放った小さな右フックがビボルの側頭部を擦りあげるようにヒット。


普通強打者は拳を痛めるので頭部に当たらないように気をつけるのですが。

鉄拳ベテルビエフは敢えて頭蓋骨破壊に行く得意パンチ。



10-8ベテルビエフ。


さあこれからどうなるのか。


日本で言えばマーク堀越×高橋ナオト。

海外で言えばレナード×ハーンズ1か。


名作の予感を漂わせつつ。興奮の坩堝と化したキングダムアリーナ。



筆者が妄想戦に疲れたので。


(続く~😜)


see you