こんにちは、こんばんは。
1planetK「FLOWERS」無事に全公演を終えることが出来ました。本公演に関わって下さった方々、そして観にきて下さった方々には何度お礼を言っても足りないぐらい感謝しています。ありがとうございました。
現在、わたしの中ではまだ気持ちの整理がついていません。
それでも、今の気持ちを何処かに残しておきたくて、このブログに綴らせて頂きます。
わたしは最後までスイセンの本当の姿が分からないままでした。
最初、貰った台本は途中までで丁度スイセンが初めて登場するシーンまででした。第一印象は不思議な女の子。それから少しずつ台本を貰っていって、少しずつわたしの中で出来ていったのは不安定な女の子。しかし、稽古が始まって演出かりんに言われたスイセンは無機質。全く想像もしていなかった姿でした。
無機質といえばわたしの中でのイメージはロボットのような機械。暫くは機械みたいなスイセンを作っていました。そのあと、他のキャストからもう少し感情を入れた方が見やすいと言われ入れたのが怒り。実はこれが一番しやすかったりもしました。でも、怒りが嫌悪になって一時期は本当にシオンが嫌いになって、最後の和解までどうしても繋げられなくて、自分の中でもやもや。そしたらまたキャストに今のスイセンは怖すぎると言われて、そこから迷走。可愛すぎるスイセン。悲しすぎるスイセン。無機質すぎるスイセン。色んなスイセンが生まれて、消えて。
結局よく分からないまま、劇場入り。そしたら、今までなんとも無かったのに何故かゲネプロのシオンを殺しにかかるシーンで泣きました。
初日。原点に返って無機質寄りのスイセンを選んだらお客様から棒過ぎる表情が無さ過ぎるとのコメントを頂いて凹み、でもスイセン的にはそのぐらいの方がいいの？って思ったし言われたりもしたけど、やっぱり引きずってしまったみたいで2回目と3回目は色んなスイセンが出てきました。可愛いのも怖いのも悲しいのも、ぐちゃぐちゃ。
でもきっと、そういうのじゃなくて、それじゃあ自己満で、うーん、何て言うんだろう。自分の力量不足で全く届けられなかったことが悔しいです。ごめんね、スイセン。
でも、はじめて芝居と向き合えた気がする。嫌で嫌で仕方なかった稽古も、今思えばいい思い出というか。最終的にわんぷらに参加できてよかったって思えた。
自分の課題がたくさん見つかったので、また、ここから上を目指して頑張っていきます。
明るいの書きたかったのに書けなかった。
また、気持ちの整理が着いたら楽しい思い出というか書こうかな。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
菜種優香