ご近所のお年寄りの方から、突然に電話連絡が来た

私の同級生のお母さんと約束があったのだけど、夕べから連絡がとれないので、同級生に連絡をしてもらいたい

私は小学校中学校の同級生と疎遠だ
携帯電話を変える度に登録を減らして来た
件の同級生の連絡先は、今は知らない

電話帳に残している一人に連絡し事情を話し、かつては知っていた別の一人の連絡先を教えてもらう

早速、彼女に電話し事情を話していると、またご近所さんからまた連絡が来て
「ケガをして病院に来ているけど大丈夫」だったそう

ケガをした同級生のお母さんは痛かっただろう
でも、お陰様で同級生としばらく話せた

彼女も元気だそうな
コロナがおさまったら会おうね、と話し電話番号を再登録する


私はご近所さんにお役に立てなかった
けれど、私がここにいることは、何かしらの流れの一部だと確信がある

かつて
生まれた家に同じ名字で居続ける自分が、無価値に思えて嫌いで苦しかった

今、価値があるのかどうかはわからない

価値がなくても
役にたたなくても
ただ、ここにいる
居座っている(笑)

そう言う自分が嫌いじゃなくなっているのが、ちょっと(かなり)うれしかった
秋が深まってきた


読んで下さって、ありがとう

つくし野ひろみ