「ひろみ」と言う名前で

天皇誕生日の朝、大好きなデイジーの花を植えた

きのう一度植えたのだけど

今回の子たちは、ポットを切らないと取り出せないくらいに根っこが固く縮こまっていて

今朝、掘り出して切ってほぐして植えなおした

天皇陛下が生まれた年の秋に私は生まれて、『浩宮さま』にちなんで「ひろみ」と言う名前になったらしい

クラスには、名前に「ひろ」がつく人が必ず複数人いた

みんな、どうしているんだろう

私は、と言えば

このところ冴えない

職場でも

家でも

どこにいても冴えない

職場から、今いる部署が廃止になると告げられた

から

して

ガッカリの最中に人事異動して続けると言われ

どうしたものかとに溺れている

家では、母さんの認知症の進行をうまく肯定できなくなってて

トイレ拭きもお風呂や食事の介助もかなりイヤイヤ、仕方なくやっている

友人に愚痴混じりに「私、どうしたいのかなぁ」と呟く

彼女のを受け入れ乗りこなす柔軟さに触れ、自分の拘りが見える

また別の日

別の友人に「柔軟なひろみを目指しているんだ」って話すと

ひろみが～ヾ(≧∀≦*)ﾉ〃

と、あんみつ越しに爆笑された

あぁ

柔軟なひろみになりたい

なりたい

なれない

受け入れがたい状況、が途切れなくやって来る

柔軟に対応出来なくて痛い(>_<)

前日に植えたデイジーの根っこが一晩中気になるような、しつこい拘りがイヤだ

デイジーも

職場も

介護も

問題はダミー

私は

自分を嫌いになっている

友人は「ひろみらしさ」を話してくれていたけれど

私は「そのらしさは、いらない⌒ヾ( ﾟ⊿ﾟ)ﾎﾟｲｯ」って捨てようとしている

なのに

『ひろみのしつこい拘り、ありますよ 』を思い出させるための日常の変化のめ、しつこいぞ

はぁ

捨てちゃダメなんだなぁ

捨てられないんだなぁ

と、繰り返し思うしつこさを柔軟と呼びたい

たくさんの『ひろみ』へ

そのひろみらしさ、素敵だよ

おまえもな

友人にもらった桃が咲き始めた

読んで下さって、ありがとう

つくし野ひろみ