アイルランド沖の小さな島で育ち、
海を自由に泳ぎ天候を予知する人魚の末裔・水凪。
その力ゆえに島民から疎まれてきた。
唯一優しくしてくれたのは、
島に来たばかりの若き侯爵・リアムだ。
密かに想いを寄せるが、ある夜、
遭難して瀕死となったリアムを人魚の力で救う。
「きみは俺が探していた伝説の人魚だ」
目覚めたリアムに求愛されるけれど、
水凪はどうしても自分の正体を告げられず!?
人魚伝説がのこる海で織りなす、
切なくも美しいLOVEストーリーv
豪華コラボで贈る
珠玉のロマンティック・ファンタジー!!
(裏表紙より引用)
切なくも美しいLOVEストーリーv
豪華コラボで贈る
珠玉のロマンティック・ファンタジー!!
(裏表紙より引用)
めちゃくちゃ良かった……
ふぅ～ (*´･ω･`)=3
読み終えた後の余韻に浸ってしまいましたw
コミカライズものは何作か読んだことありますが、華藤えれなさんは初読み☆
お名前はよく知っています！
北沢きょうさんはお久しぶりですね。
確か「メガネの君が好き」だったかな？
自分をブサイクだと思ってる美少年の主人公と、弟、保健医のトライアングルみたいな…
絵がキレイだなというイメージで、最近はA3!の2次のイメージが私は強かったです。
絵のイメージは変わらず、とても美しく素晴らしかったです ॑⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝⋆*
人魚姫がテーマのファンタジー作品。
ファンタジーは大好き♡
でも人魚姫はあまり好きではありません。
だって悲恋じゃないですか… ( ´ ᐞ ` )
泡に…泡になっちゃう……と、小さい頃読む度に絵本の人魚姫が可哀想で、胸が痛かったんですよ。
あの頃の気持ちが、消化されたような気持ちになりました！
それくらい素晴らしかった!!!!
人魚姫の末裔ですが、姿は人間です。
一族の中で一世代に1人、人魚の力を持つ。
それが水凪。
人魚の設定も深く練られていて。
ファンタジーの上にファンタジーを合わせたような？ ←意味がわかりませんねw
そういう設定なんだ！と楽しかったです ♬︎♡
母親が駆け落ちして、島を離れたことにより海の神の怒りに触れ島が荒れてしまったので、島民は水凪を疎ましく思っている訳です。
でも男娼扱いはする (๑･᷄ὢ･᷅๑)
幼少期からぞんざいな扱いで育った為、水凪は自分を醜いと思っているんですね。
だから男娼でも、島民が喜ぶならと嫌がらず嬉しくさえ思うんです。
なんて、まっさらな心の子!!!!
ま、眩しいっ (*´つ_⊂｀) とさえ思うくらいにw
無垢で真っ直ぐな心を持っているから、人魚の神秘さをより強く魅せてくれるのかもしれません。
町長が接待として用意した、男娼の場に現れた水凪の姿。
人魚だ…… ( *´꒫`) と思いました←
それくらい美しかったんです♡
その前の姿と全然違うので、そりゃもうビックリ！
目を奪われちゃいましたね (ᐥ꒳ᐥ )
カリムは下手したら嫌味が出てしまうくらいの好青年ですが、全然そんなことはありません。
誠実さを強く感じました☆
あとイケメン♡ これは外せませんね～
カリムと水凪、出会いから ｷｭ－(⸝⸝⸝°◽︎°⸝⸝⸝)→ ﾝ
さり気ないカリムの優しさを感じましたし、水凪の仕草もすごくかわいい♡
「あー、絶対面白いー、これ私が好きなヤツー」とブツブツ言ってましたね、この冒頭でw
助ける場面は水凪の必死さに、カリムの想いに。
胸が熱くなってしまいました。
キュンとしたり、胸を熱く感動したり。
でもずっと気になっていたことが…
エメットの裏の顔はいつ出るんだろう？って。
エメットは水凪の従兄で、人魚は自分だと島民には言ってあります。
カリムを助けたのもエメットになってて。
人魚姫的にそうなるよね…と思いつつ、水凪を利用してる感が強くて (⑉･̆-･̆⑉)
盛大に悪い顔が見えるかと…
私がひねくれている、からかなw
ラストで期待とは反対のイメージを持ちましたが、期待外れとかではなく。
エメットも幸せになれてたらいいな～、なんて。
あんなに斜めな見方をしていたのにねw
水凪のお金を騙し取ったフィンも助けてくれたり、悪人みたいな酷い描き方がなかったの、華藤えれなさんの作風でもあるんでしょうか？
ヒールに徹する描き方もありますよね。
切なくも強く、心を震わせる美しいお話。
そう感じたのも、エメットやフィンみたいなキャラのイメージかもしれません。
もちろん！カリムと水凪2人のお話がメインではありますけどね！
原作が小説だからか、モノローグやセリフの1つ1つが美しく感じました。
言葉運びと言うのかな？
小説と漫画を同時に読んでいる。
そんな感覚になれました☆
描き下ろしの小説と漫画も、2つで1つみたいな。
両方で読み終えた…と。
本当に本当に、大満足です！
人魚姫の切なさそのまま、ラストは甘く幸せになれる作品でした♡