まさか今日がこんなに怒涛の一日になるなんて予想もしていなかったから、ヘロヘロモードから脱却すべく、少し早めに寝てちょっとのんびり気分で起きた朝。


朝のお世話の途中、ゴッホくんとレオナルドくんにひたすら離乳食を拒否られているのを、twitterでちょっと嘆きつつ、あっという間に無くなってしまうミルクやおちびたちのご飯のご支援をお願いしたりして。


もはや1kgになるというのに、哺乳瓶を手離してくれないこのふたり。



過去に育ててきた乳飲み子の中でも、一番離乳が遅かったのは友人に貰ってもらったトラくんの900g。

それ以外は個人的に仔猫を拾って育てていた時も、シェルターを始めてからも、離乳で苦戦した経験はほとんど無かったのに。


だけどゴッホくんもレオナルドくんも、哺乳瓶の乳首は一切噛まないし、しっかり咥えてゴキュゴキュ吸い付いているのは、まだミルクが良いって証拠ではあるから、元気に育ってくれるならもういいや…。


哺乳瓶満タンのミルクを、すごい吸引力で飲み干して、二匹で120ccをあっという間に空にするw。




もうこうなったら根比べ。


元気ならばもうそれでいい。



デッカい乳飲み子たちをしっかり育てていきましょう。




朝のお世話とケアを終えて、お昼の作業も終わらせて、昨日今日と届いてくれてたご支援物資の仕分けと開梱を。



みんにゃさんのメインフードにしている、ロイカナのセンシブルの15kg入りを贈って下さった方がいらしたり、トイレの砂やカタスパンも届いてくれたり、AさまやYさまからは毎月色々見繕って贈って下さるみんにゃさんのおやつボックスが。



毎日毎日どこかで見守って下さってくれている方たちからの、嬉しくてありがたい贈り物。



仕分けも決して楽じゃないけれど、嬉しさに比べたらへっちゃらぽん♪



本当にありがとうございます!!



陽が落ちてきてからは、最近すっかりおちびたちの世話焼き係をしてくれているぷららちゃんを慰労するために甘やかしたり、ちょっとお疲れモードのおぼろちゃんやこうめちゃんといちゃこらしたりして。



かーちゃんの腹の上で、満足顔してゴロゴロふみふみと忙しいぷららちゃん。



おちびたちを甘えさせてくれてありがとね。




そろそろ休憩時間は終わりにして、遅すぎる昼メシ食べて、夜のお世話の準備をしなくっちゃ。なんて思いつつ、朝ツイートでお願いをしたミルクもおちびたちのご飯もみるみる間にご支援頂いて、嬉しいよぅ…ってしみじみしてたら、今年何度目になるのか分からないKさんからの恐怖のLINE。



ぐ…。



ああ…またなのね…泣。


飯舘村の隣町のホムセンに炎天下の中捨てられていたというおちびたち。



一番ちいさな子はたった120gしかないそうで。



あまりに怖すぎるサイズだから、今からダッシュで向かうから頼みたい。というKさんからの必死なメッセに、断る訳にはいかなかったよね…。



頼む…間に合って!



アワアワしながら隔離用のキャリーや、新しい哺乳瓶や必要なグッズを準備していたら、Kさんがボランティアさんの車に乗せて貰っておちびたちを届けに来てくれた。


だけど一番ちっさなおちびを触ったら、あまりにも身体が冷たくて。



保温するには結局段ボールが一番だから、崩してなかった段ボールを空にして、おちびさんたちを受け取って。



一番ちっさなおちびには、まずはブドウ糖入りのミルクを1.5cc。



黒のおふたりさんはハラヘリすぎてシリンジをガジガジしつつも、7〜8ccを飲んでくれた。




さぁてと、また体力勝負な数日間。



どうか、どうか、生きてくれ!




Kさんたちを見送ってから、ちっさなおちびには、先生から指示を貰って温めた補液を2.5cc。





ちっさ…。


シッコさせてみたけど、脱水しすぎて干からびた身体からは、一滴のシッコも出なかった…。



目が開いているということは、少なくとも生後一週間以上は経っているのに、たった120gしかないおちびさん。



生きてくれ。


幸せになるために。


生きてくれ。




捨てられていた段ボール箱の中で、もうひとりの兄妹は事切れていたという。



何故、いのちを棄てるのか。



たった一度不妊手術さえすれば良いだけなのに。




何故、いのちを棄てられるのか。



必死で生きようと鳴くちいさなこの子たちは、あたしらニンゲンと変わらぬ大切ないのちなのに。





全ては、ヒトのせい。





あたふたしつつも何とかみんにゃさんのお世話の合間に、毎回防護用のエプロンを着て手袋をはめて、ほんのちまちまずつのミルクタイム。



バイオウィルも使いまくっているから、自分の身体がなんかプールみたいな匂いがになってるよw。



やって来てから一時間ちょっと経ち、二度目のミルクを飲ませたら、おちびさんはさっきよりも多い2.5cc位のミルクを飲んでくれた…。



さっきは一滴も出なかったシッコも出たぞ!



三匹とも良い色のシッコが出てくれてオバチャン嬉しいよ…泣。



今日は徹夜になるけども、とことん付き合うから頑張って!



なんだか頭がカンカンしてるから、みんにゃさんのお世話もめちゃくちゃ捗ってw。



一時間半ごとに設定したアラームに脅かされながら、ひたすらちまちまとミルクを飲ませてシコさせて。



夜が明けそうになる頃には、黒いおちびさんたちの声が出るようになってきて、一番おちびさんが少しずつ歩いたり鳴いたりするようになってきた。



そしてオバチャンはフラフラになってきたw。



あーねみーw。




まずは半日保ったなら、次は一日を目指すんだ。




そうしたらきっと…と信じていれば、きっとそれが現実になるって信じたい。




Kさんがおちびさんたちを連れてきてくれた帰り道、棄てられた場所にそのままにされてた兄妹を迎えに行ってくれた…。





間に合わなかったおちびさんの分まで、三匹にはしっかり生きて貰わなきゃ…。



次はあなたを幸せにしてくれるおうちに、急いで生まれ変わって来るんだよ。



ヒトが、ごめん。



ホントに、ごめんね。




悲しくて、切なくて、腹立って、ムカついて。



色んな気持ちがごちゃまぜになり、イライラしたり涙ぐんでみたりしながら、ひたすらミルクをあげてたら、すっかり朝になり。



ふぅ…眠気マックスだw。



だけどおちびたちがやって来てから半日が過ぎた。



一時間半おきに口に含ませるミルクを、えづくことも吐くことも無く飲んでくれている。



少しずつ動きも良くなってるし、声も出るようになってきた。



今手を抜かなければ一瞬ごとに生きる確率は高くなる。



ねみーけど、頑張らねば。



ふぅ…マジで若さが欲しいよねw。




明日も頑張ろう。