キャリアっこ部屋で過ごした長い夜。


外して置いた眼鏡をガジガジやられて壊されて、前に使ってた眼鏡を探してかけてみたけど、フレームが歪んでしまってるから、どこかで時間見つけて眼鏡も作って来なくちゃな…。


昨夜はちょっと悲しいことがあったから、ふと気を抜いたらまた想いがぶり返し、涙が溢れてきちゃったから、気持ちを落ち着けるために一度外に出たら、綺麗な朝焼けの空。


あの子もその子もどの子も楽しく走って遊んでいるといい。




キャリアっこ部屋に戻り少し横になり、仁くんの様子を見ながら、代わる代わるにやって来るみんにゃさんといちゃこらしたり、たまにウトウトしたりしながら迎えた朝。


ねみ…と思いつつ朝のお世話とケアを始めたら、やっぱ眠気に襲われて、おやつとケアを終えてから二階の床に転がり、一時間ちょっとだけ仮眠して。


腕枕の中に居たうちの子ココとヤムヤムと、少しだけ追加のいちゃこらしてから、せっせとお掃除を始めたら、結構身体が楽になっていたから、なんとか病院の予約時間に間に合ったw。


今日は保護日からまるこに預かって貰ってる牛舎で保護した兄妹の、シャンプーと二度目のワクチンで、まること病院で待ち合わせ。


疥癬やシラミで汚れてるから、早速ふたりともシャンプーだ!



保護して一ヶ月。ふたりとも保護時の衰弱っぷりは消え去って、体重も1.5倍に増えてむちむちになっていたw。




洗われて怒っていたけれど、それでも喉を鳴らしてた。



近所のばーちゃんに泣きつかれ、連れていかれた牛舎に着いたらば、ばーちゃんが目撃した場所から動くことすら出来なかった仔猫たち。




キャリーに入れようと持ち上げたら、すぐに背骨に触れてしまう痩せた身体が切なかった。


まるこに隔離期間を頼んだ当初は、寝てる姿がグッタリしてるようにしか見えないから、息をしているかどうかが心配すぎて、無闇に何度も覗いてしまうんだよ…とか言われていたけど、途中からはまるこの声も明るくなって、シャムちゃんの鳴きすぎて出なくなってた声が少し出るようになってきたよ。とか、ふたりともおやつモリモリ食べるようになったよ。とか、嬉しい連絡が続いてた。


すっかりムチムチになって、仔猫らしいぽんぽこりんのお腹をしてる二匹を乾かしながら、良かったねぇ…と何度も何度も言っていた。


シャンプーも終わって二度目のワクチンもチックんして、検便もしたけど何も見つからず。


先にシャンプーを終えていた黒白のネロくんは、時間が間に合いそうだったから、先生が無理して去勢手術も終えてくれた。


二度目のウィルス検査の外注の結果を待って、耳ダニのお薬を念のためにもう一度やって。


そしたらたこ家にお引越し。


元気になり過ぎて日々うんこサッカーを繰り広げてるようだから、たこ家でたっぷり遊びながら幸せ探しをして行こう。


まること手を振り帰宅してからは、届いているご支援物資の仕分けと開梱をして、ふと気付いたらもう夕焼けが。


暑過ぎだった夏が過ぎ、秋が訪れたと思ったら、あっという間に日が短くなっていく。


ちょっと溜息を吐きながら、食べそびれてた昼メシを兼ねた夕飯をかっこんで。


さてと夜のお世話を始めようかと思ったら、先日通院したばかりのミッチーくんの状態が更に悪化してたから、慌てて病院に駆け込んで。 


こないだは血液検査だけだったけど、今日はレントゲンを撮って確認したら、肺過膨張からの肺気腫と、気管支炎になってしまってた…。



お薬を変える指示が出て、今日から少しの間酸素室に仮住まい。


道の駅にひとり落ちていたミッチーくん。


保護してから何度もカリシやヘルペスにやられながらも、たくさん頑張っているんだもん。


どうか無事に治りますように。


元気なミッチーくんに戻りますように!



あっちにもこっちにも気が気じゃない子たちがいるから、アワアワしつつもしっかりとみんにゃさんの夜のお世話とケアをして。



深夜に三回目のローリエくんの点滴を終えて、今日もキャリアっこ部屋で過ごす長い夜。



仁くんはまだ頑張っている。



頑張らなくていいよって心の中で言いながら、柔らかな身体を撫でてると、頑張れと思ってしまう自分も居て。



もなかちゃんも予断を許さない状況だけど、酸素室は断固拒否されて。



それならばもみんにゃさんと一緒に過ごしていたらいい。



かーちゃんが渾身の力で守るから。



かーちゃんに出来ることなら、いくらでもしてあげる。



だってあたしはみんにゃさんのかーちゃんなのだから。




明日も頑張ろう。